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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第19章 日高は実は‥

席に着いたらまた耳元で言ってきた

「あのキスマークは日高君につけられたんだよな?」

バカっかじゃないのかコイツ‥

俺は睨みつけたつもりだったのに鮫島のヤツ

「かわいい♪」

とか言うからまたカーと赤くなる俺の顔

もういい加減にしてくれっ

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

昼になった

「はー‥」

ため息ついて席を立とうとしたら

「なっちゃんどこ行くの?」

またコイツ‥

「飯だよ!飯!」

ツンとして席を立ったら

「一緒に行こうぜ♪」

はぁ?!何考えてんだコイツ‥

さっきあんな事しといてよく言えるよな!? 
「俺は‥っ」

「俺は‥何?」

鮫島の横をまた歩いてしまっていた


「なっちゃんってさ素直じゃないんだね‥」

悪かったな素直じゃなくて‥

「日高君しんどくないのかな?」

え‥‥?

「俺ならしんどいな」

はっきりそう言った鮫島

俺はショックだった

日高が俺をしんどいと感じてるかも知れない‥

そんな事ばかり脳裏をよぎって仕方なかった

相川すげー悲しそうな顔してる‥


「冗談だよ(笑)」

ガバッ♪

「おっおい!?」

いきなり肩組まれた

あまりに悲しそうな顔するから優しく肩を組みながら歩いたら嫌がらなかった

「なっちゃんって不思議だよな‥」


「何がだよ?」


気づいてないのか?だからほっとけなくなるんだよ相川


また学食についた俺達

「なっちゃん何にする?俺は‥」

「俺オムライスがいい」

「了解♪おばちゃんオムライスと焼き肉定食キャベツ多めな♪」

そんなにキャベツ好きなのか?

オムライスと焼き肉定食を手に持ち席に座って食べ始めた鮫島

俺はオムライスについてたミニサラダをそっと鮫島に差し出した

「ん?なっちゃん野菜嫌い?」

「いや…お前キャベツ好きなんだろ?やるよ」

相川って優しいんだな‥

「ありがとうな♪」

モリモリ食べてる鮫島を見ると何だか元気になっていく自分がいた

俺もオムライスを食べた

「くち」

鮫島が俺を見て口と言い出した

「ん?口?」

伸びてきた指が俺の口の角についたケチャップを救いとった

「おっお前!」

ぺろっ♪

指舐めやがった

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