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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第19章 日高は実は‥

「日高‥さ‥」

「どうした?先輩?」

俺に背を向けて話しだした先輩

「俺といて‥しんどくないのかよ?」

え‥‥?

「いや…別に」

いや別にってそれだけかよ!?

「他に言いたい事ないのかよ?」

先輩どうしたんだよ?

俺が背を向けた先輩の腕を掴んだら少し腕に力が入ったのがわかった

「何かあった?」

え‥‥?
何でわかんだよ‥

そう聞いたら先輩の腕の力が少し抜けた

「先輩‥おいで‥」

掴んだ腕を優しく引っ張ったら先輩が俺のベッドサイドに座ってくれた

優しく先輩を包み込む

「先輩?何があったの?」

何も言わない先輩

「先輩‥何があったの‥?」

また聞いてみた

ゆっくり話しだした先輩

「俺素直じゃないから‥お前‥俺の事‥嫌いになるんじゃないかって‥不安なんだ」

「バカだな…」

ぎゅっと抱きしめてあげたら先輩素直に俺に寄りかかってきた

先輩は素直だよ‥

素直に言えたじゃん


そんな先輩だから俺好きになったのかもな‥

反対の事ばかりする先輩が可愛くって

いきなり素直に気持ち伝えてきたり

可愛くって仕方ないんだよ‥


「日高‥」

また先輩が言ってきた

「何‥?」

俺は優しく先輩の頭撫でていた

「れ‥それ‥嫌だ…」

「先輩?」

撫でてた手を止めた

「じゃ何してほしいの?」

黙り込む先輩

「何してほしいの?」

すると先輩から俺に抱きついてきた

「離すなよ‥な」


え‥‥?先輩?

俺は優しく抱きしめ返し


「離すなよな…じゃなくて離さないでね?だろ(笑)」

「うるさい…」

小さく返してきた先輩のか細い声


だんだん俺に素直な気持ち伝えてくれるようになってきた先輩


自然に気持ち伝えれてるよ‥先輩

何も不安になる事なんてないよ

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