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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第22章 鮫島先輩‥

俺はその頃河辺をどう料理しようか考えていた

とりあえず冷蔵庫を開けてみた

「何もねーじゃん‥」
マヨネーズか‥

野菜室はどうだ?

「おっ!らっきー♪」

俺は冷蔵庫からマヨネーズと野菜を取り出し用意した

「それから‥」

新聞紙新聞紙‥

新聞紙は探しても見当たらなかった

雑誌があったから雑誌でもまぁいいか‥雑誌の真ん中のホッチキスを外しある物を作った


「完璧♪」

ガチャッ
玄関が開いた

「鮫島悪かった!日高助けてくれてありがとう!」

相川が玄関から泣きながら走ってきた

バフッ♪
泣きながら走ってきたかと思うといきなり抱きつかれた

「おいおい‥彼氏の日高君がいるのに抱きついていいのか?」


俺の胸に顔を埋める相川

そんな光景をじっと見つめていた日高君

「おっい‥なっちゃんもう離れろっわかったから!なっ?」

ゆっくり相川の肩を掴んで離すと日高君が相川と俺のそばに来て相川の肩に手を置いた

お似合いのカップルだな‥

俺はそう思った


「あ♪これつけてくれよ」

そう言って渡されたのは雑誌で作った仮面のようなマスクだった
「これは?」

先輩が聞いてくれた

「今から撮影会するから顔バレたらヤバいだろ?」

何の撮影会だ?
鮫島の考えてる事が時々わからなくなる
鮫島がキッチンに行き野菜とマヨネーズを持って部屋に入って行った
俺と日高も続いて入っていくと

先輩が部屋を見た途端先輩の後ろにいた俺に抱きついてきた

「先輩?どうしたの?」

震えていた

何があったんだ?
俺も部屋を覗いて驚いた

「俺と同じ格好してる」

「え?」

先輩が胸の中から俺を見てつぶやいた

「いや‥何でもないよ」

俺は先輩の頭を優しく撫でた

「入ってこいよ」

鮫島先輩が俺らを呼んだ

「先輩大丈夫?先輩は椅子に座っとく?」

先輩が頷いたから先輩をリビングの椅子に座らせ俺だけ部屋に入った

「あれ?なっちゃんは?」

「先輩には刺激が強いみたいで椅子に座ってます」

苦笑いをした俺に鮫島先輩はビデオカメラを手渡した

「ビデオカメラ?」

「こいつの家にあったやつ(笑)」

俺はこれから行われる事を理解した

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