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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第23章 2人って‥

そーっとそーっと
ベッドに近づくとスースーかわいい寝息立てて布団を胸までかぶって俺に背を向けて眠っている相川がいた

「かわいい♪」

俺は相川の眠るベッドの横に膝をつき

そっと相川の首筋ににかかった後ろ髪をかき分けてやったら相川がゴロン♪と寝返りうった

《マジヤバイっ》

長い睫毛に綺麗な顔
かわいい小さな唇


目にかかる前髪を優しくかきあげると

「ん~‥日高‥?」


チュッ‥


え‥?相川?


ガチャン!

え‥?

振り向くと日高君がコーヒーを乗せたお盆を持って俺と相川のキスを見ていた

「いや‥これは‥」

何も言わず部屋に入ってきて俺にコーヒーを置いてくれた

「先輩‥まだ寝てます?」

俺はわざと聞いた


え‥?

「あっああ‥」

俺は硬直してしまって相川の前髪をかきあげたままだった

手を引こうとしたら相川がまた

チュッ‥


またキスされてしまった

「なっちゃん冗談はやめっんっう!」

キスが深い口づけに変わろうとした時

ガタンッ!!

いきなり日高君が立ち上がってキッチンに向かった

ヤバイだろ相川っ!

俺は相川の肩を揺らした




ん~‥日高‥?

気持ちいいよ‥すごく気持ちいい

もっとしてほしい
もっと舌絡ませて‥

俺は日高とナニナニしてる夢を久しぶりに見てしまっていた

昨日興奮してしまったせいだろう

いきなりガクガク揺れた身体

何?

目を覚ますと鮫島が俺にキスをしていた

俺は飛び起き布団を首までめくりあげ壁際に寄った

「鮫島!お前何してんだよっ!」

それはこっちのセリフだ!

「お前がっ」

真っ赤な顔してる相川

可愛くて思えて言えなくなる

「日高は?」

あっそういえば日高君どこ行った‥?










俺は洗面台にいき顔を洗って頭を冷やしていた

あるわけない!
あるわけない!

先輩と鮫島先輩が‥
あるわけない!






「日高‥君?」

俺が洗面台で頭を冷やしていると鮫島先輩がやってきた

「あの‥さっきのは」

「何の事ですか?嫌だな~‥」

そう言うと日高君は部屋に戻って行ってしまった


はっきり怒って言ってくれた方がこっちも言いやすかった

なのに見て見ないフリするから言えなくなった

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