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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第23章 2人って‥

「先輩!いつまで寝てんだよっ!!」

バサッ!!

「うわっ!!俺起きてるだろ!?」

いきなり布団取り上げられて昨日日高と愛し合ったままの俺は下半身を露出してしまった

「ばっ!何すんだよっ!!」

鮫島がいるんだぞっ

「パン!鮫島先輩が買ってくれた!!から食べますか?」

鮫島が?
つか何だよ‥その嫌みな言い方‥

俺はパンツを掃きながら日高に聞いた

「何で鮫島朝から家にいんの?」

めくりあげた布団を持ったままだった日高の布団を握る手に力が入ったのがわかった

「知りません。直接本人に聞いて下さい」

なんなんだよっ
その言い方‥ムカツクな







俺ダメだっ

先輩前だと感情的になっちまうっ


「はぁ‥‥」

日高がいきなり深いため息ついた

「なんなんだよ?」

俺が聞いたのに鮫島を呼びに行きやがった







「鮫島先輩?パン食べましょう♪」

俺はかなり動揺していた

はっきり怒って言ってくれた方がマシだった

けど‥見ていないフリをするならこっちからは言いにくい

「あっああ行くよ‥」




買ってきたパンをテーブルに並べた

「あ♪俺の好きなチョコレートじゃん♪いただき‥」


チョココルネを取ると日高が俺を見ていた


「なっちゃんチョコレート好きなんだろ?」

何で鮫島が知ってんだ?
つか日高の視線が突き刺さる

日高がテーブルに並べられたパンを一瞬見た
あっ‥フィレオフィッシュがある?

俺がチョココルネやめてフィレオフィッシュを取ろうとすると鮫島が

「あれ?嫌いだった?」

って聞いてきた

板挟みやめてくれっ

「俺腹減ったから両方もらおっと♪」

わざと明るく言って日高の機嫌をとろうとした俺はフィレオフィッシュとチョココルネを交互に食べ始めた

鮫島は笑っていた

日高は冷たい目をしていた

なんなんだよ!?




先輩が鮫島先輩が選んだチョココルネを一番に取って食べようとした

俺が選んだフィレオフィッシュ‥‥

そう思っていると先輩がフィレオフィッシュに手を伸ばした時

鮫島先輩がチョココルネは嫌いかと先輩に聞いた

先輩はフィレオフィッシュとチョココルネを交互に食べ始めた

俺と鮫島先輩どっちが好きだ?と聞かれてどっちも好きみたいに見えた

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