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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第25章 先輩の過去

日高を探してもどこにもいなかった

仕方なく教室に戻り俺は授業を受ける事にした

鮫島までいないじゃん‥

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

休憩のチャイムが鳴った
俺は鮫島と日高を探そうと教室の扉を開けようとしたら扉が開いた

「河辺?‥‥鮫島に用か?」

「あの‥うわっ!?」

何!?いきなり横から抱きつかれた!









俺は日高君と別れて教室に戻ろうと教室の廊下を歩いていたら相川が見えた

走って抱きしめた

「なっちゃ~ん♪」

ん?抱き心地が違う?
振り向いたのは河辺だった


「お前誰と間違えてんだよ!」

相川が俺を睨んでいる

「いや‥なっちゃんだと思って‥」

「はぁ?よく見ろ!河辺と俺は全くの別‥人‥‥」

俺はその時初めて河辺の顔をまじまじ見る事になった

よく見れば俺にどことなく似ていた

「あの‥先輩‥」

河辺が何かをポケットから取り出した

「急なんですけど‥明日の休みにパパの誕生祭が開催されるんです。良かったら鮫島先輩一緒に行きませんか?」

そう言って俺に渡したのはparty会場の招待券だった

「いいけど‥」

なっちゃんをチラッと見たら俺だけ行くのも悪い気がして

「河辺?なっちゃんと日高君もいい?」

「はぁ?!何で俺と日高まで!」

すると河辺のヤツが

「是非♪パパも喜びます♪」

とか 言うから仕方なく行く事になってしまった


キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

「あっ!じゃ僕はこれで」

そう言って走って行った河辺

俺たちも席についた

招待状を見ていた鮫島が大きな声を上げた

「豪華客船!?」

え‥?

「なっちゃん豪華客船で立食partyだってよ♪」

俺にはそんな話どうでも良かった

「うるさいな‥黙れよ‥」

日高今頃どこにいんだよ‥

そんな事ばかり考えていた

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

1日が終わって帰ろうとした時

「明日迎え行くから♪」

鮫島が言った

俺はつい 「ああ‥」と言ってしまった

鮫島がまた俺にくっついたまま玄関ホールまでやって来ると日高がいた

「日高お前どこ行ってたんだよ!?」

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