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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第25章 先輩の過去

立食party当日の朝が来た

ピンポーン♪ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪

うるさい‥

ピンポーン♪ピンポーン♪
うるさいっ!

俺は勢いよく布団を捲り上げ玄関のドアを開けた

ガチャ

「うっせーんだよ!人が寝てんのに邪魔すんなっ!」

怒鳴った先には鮫島がいた

「ぷっ(笑)何?お前その格好ぷっぷはははは(笑)」

鮫島が黒のタキシードみたいな服を着て胸ポケットにはハンカチが飾られていた

「はぁ?笑うな!つかお前らまだ寝てんの!?」

俺は何故だか一回見えない日高を見て鮫島を見た

「ああ。まだ寝てたけど?何?」

鮫島がいきなり怖い顔をして

「何ってお前ら立食party行かねーつもりか!?どけっ!」


「おっおい!!」

ズカズカと人の家に勝手に入っていく鮫島

「なんなんだよ‥」

俺は頭ポリポリかきながら鮫島に何か飲むか?と聞いたらコーヒーと言ってきた

「遠慮ぐらいしろっつーの‥」

そんな事思いながらコーヒーとカフェオーレの準備を始めた










俺が部屋に入ると日高君がこっちに顔向けて寝ていた

日高君の寝顔見ているとさっきまで怒ってた気持ちがすーっと消えた

「何でそんなにかわいいの‥?」

俺は日高君の顔の前で腕を組みずーっと覗いていた

「ん~‥先‥輩」

腕を伸ばしてきた

「何?」

腕を掴んであげたら目を覚ましてしまった

「うわっ!?何で鮫島先輩が?!」


「俺じゃ嫌なのかよ‥!?」

何故だか少しムッとしてしまった俺

一回布団中を見てふーと安堵のため息ついた日高君

「どうしたの?」

すると少し赤い顔をして 別に‥って

「もしかして‥昨日またしたの?」

「して‥!ない‥」


俺はそう言われ昨日は最後まではしなかったけどキッチンで先輩の前を扱いてあげた事を思い出していた


「日高君顔赤い(笑)かわいいよ」

鮫島先輩の手が俺のほっぺたに触れた

唇が近づいてくる

「鮫島先輩‥?」

ゴツン!!

「痛って!」

「またお前は!油断も隙もないな!」

相川が怒って立っていた

「ほれ!コーヒー飲め!」

ゴトン!
乱暴に置かれた俺のコーヒー

「日高~カフェオーレ入ったぞ♪」

なんなんだよ‥この態度の差は‥

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