
。+゚僕は君に恋をした。+゚
第25章 先輩の過去
俺と河辺はまだ上映会場にいた
ずっと床にしゃがみこんでいる河辺
「河辺‥大丈夫か‥?」
返事をしない河辺
俺はこれ以上かけてやれる言葉が見つからなかった
「鮫島‥先輩‥」
河辺がゆっくり口を開いた
「何だ?」
「俺‥俺‥兄さんの‥好きな人‥を‥」
僕じゃなくて俺って言った河辺
本心で話しているんだと伝わってくる
「俺‥兄さんの‥好きな人‥を犯してしまった‥」
「それは‥もう済んだ話しだろ‥考えるな‥」
河辺が俺を睨みつけ
「兄さんの‥好きな人を俺は滅茶苦茶にしてしまったんだぞ!ク‥ゥ‥ッ‥」
泣き出した河辺
コイツはコイツなりに苦しんだハズだ
俺は相川でも日高君でもないけれど河辺を抱きしめてあげなきゃいけない気がした
「もう自分を責めるな‥」
「‥ッ‥ゥ‥‥ク‥‥」
俺の腕の中で小さくなって震える河辺がいた
「先輩‥大丈夫‥?」
俺は先輩を優しく抱きしめていた
「父親‥だったんだ‥」
ボソッとそう言った先輩
何の事だかわからない
「何の事‥?」
「河辺の父親‥俺の父親なんだ‥」
え‥‥?
「俺が幼い頃‥俺と母さんを捨てて出て行った‥ずっと憎んでいたアイツが‥いきなり‥現れた。それも河辺の父親として現れた‥」
「先輩‥」
俺は何も言えなかった
「俺は父親の愛情が欲しかったのかも知れない。父親の愛情が‥ゥ‥ッ‥」
泣き出した先輩
抱きしめてあげなきゃいけない気がした
「先輩‥俺‥先輩の父親の代わりは無理だけど‥俺先輩のそばにずっといるから‥ゥ‥ッ‥」
先輩の手が俺のほっぺたに流れた涙を拭った
「何でお前が泣くんだよ‥」
「先輩‥ごめんな‥」
ずっと寂しい思いをさせて
黒川に抱かれていたのも父親の愛情を求めての事だったんだろ?
ごめんな‥先輩‥
「俺‥河辺の兄貴なんだな‥どんな顔して合えばいいんだよ‥同じ人を好きになるって‥どうゆう事だよ‥」
先輩‥
「今は‥何も考えんなよ‥な?」
「日高‥ごめんな‥」
何で先輩が謝んだよ‥
謝んのは俺の方だろ?
「日高‥だったら‥許せるか?そんな父親を許せるか?」
俺は何も答えてあげれなかった
ただ抱きしめる事しかできなかった
ずっと床にしゃがみこんでいる河辺
「河辺‥大丈夫か‥?」
返事をしない河辺
俺はこれ以上かけてやれる言葉が見つからなかった
「鮫島‥先輩‥」
河辺がゆっくり口を開いた
「何だ?」
「俺‥俺‥兄さんの‥好きな人‥を‥」
僕じゃなくて俺って言った河辺
本心で話しているんだと伝わってくる
「俺‥兄さんの‥好きな人‥を犯してしまった‥」
「それは‥もう済んだ話しだろ‥考えるな‥」
河辺が俺を睨みつけ
「兄さんの‥好きな人を俺は滅茶苦茶にしてしまったんだぞ!ク‥ゥ‥ッ‥」
泣き出した河辺
コイツはコイツなりに苦しんだハズだ
俺は相川でも日高君でもないけれど河辺を抱きしめてあげなきゃいけない気がした
「もう自分を責めるな‥」
「‥ッ‥ゥ‥‥ク‥‥」
俺の腕の中で小さくなって震える河辺がいた
「先輩‥大丈夫‥?」
俺は先輩を優しく抱きしめていた
「父親‥だったんだ‥」
ボソッとそう言った先輩
何の事だかわからない
「何の事‥?」
「河辺の父親‥俺の父親なんだ‥」
え‥‥?
「俺が幼い頃‥俺と母さんを捨てて出て行った‥ずっと憎んでいたアイツが‥いきなり‥現れた。それも河辺の父親として現れた‥」
「先輩‥」
俺は何も言えなかった
「俺は父親の愛情が欲しかったのかも知れない。父親の愛情が‥ゥ‥ッ‥」
泣き出した先輩
抱きしめてあげなきゃいけない気がした
「先輩‥俺‥先輩の父親の代わりは無理だけど‥俺先輩のそばにずっといるから‥ゥ‥ッ‥」
先輩の手が俺のほっぺたに流れた涙を拭った
「何でお前が泣くんだよ‥」
「先輩‥ごめんな‥」
ずっと寂しい思いをさせて
黒川に抱かれていたのも父親の愛情を求めての事だったんだろ?
ごめんな‥先輩‥
「俺‥河辺の兄貴なんだな‥どんな顔して合えばいいんだよ‥同じ人を好きになるって‥どうゆう事だよ‥」
先輩‥
「今は‥何も考えんなよ‥な?」
「日高‥ごめんな‥」
何で先輩が謝んだよ‥
謝んのは俺の方だろ?
「日高‥だったら‥許せるか?そんな父親を許せるか?」
俺は何も答えてあげれなかった
ただ抱きしめる事しかできなかった
