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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第25章 先輩の過去

日高が何も言わず強く抱きしめてくれた

それは‥お前なりの答えなんだな‥?



俺は日高に日高なら俺が出せない答えを導いてくれると思った





「俺‥許すよ‥」

先輩がいきなり許すよって言った

俺はただ抱きしめて聞いていただけ


「日高が出した答えを信じて前に進む。お前がいてくれるから俺前に進む」


「先輩‥俺は‥」


俺の抱きしめていた腕が放たれる


「俺にはお前がいるから大丈夫だ」

俺の前にいるのは今まで通り変わらない先輩なんだけど

変わっていく先輩がそこにいた


「先輩‥俺‥ずっとそばにいるからな」

ぎゅっとまた抱きしめた

「わかったよ‥」

え‥‥?
離せバカ変態って言わない

「先輩‥愛してる」

すると先輩が赤い顔をして

「それ‥聞いた」

聞いたって?

「先輩‥俺‥愛してるから」

キスしようとしたら顔に手を貼り付けられて阻止された

「お前はしつこい!」

やっぱりいつもの先輩だ

俺は何だか嬉しくなった

「先輩‥愛してる愛してる愛してる」

「うるさい!黙れ!バカ変態!」



俺が落ち込んでる時
苦しんでいる時

必ずコイツがそばにいてくれた

これからもコイツがそばにいてくれると思ったら安心できる自分がそこにいた

日高‥ありがとうな‥

俺‥お前から離れないから


離れられないから


愛してるから

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