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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第25章 先輩の過去

なっちゃん!ごめんな!

操縦室!操縦室!

あった!

バンッ!!

俺はおもっいっきり扉を開けた








いきなりバンッ!!てものすごい音がして俺は身体を硬直させて握った携帯をまた強く握ったまま開けられた扉を見れずに固まっていた

カツ‥カツ‥カツ‥

近づいてくる足音

怖い!

カツ‥カツ‥カツ‥

怖い!日高助けて

カツ‥カツ‥

俺の前で止まった足音

肩に手が触れた

ビクン!

怖い!日高――っ!!

「なっちゃん?」

え‥‥?

俺がゆっくり顔を上げると鮫島が息を荒げて汗をかいて前にいた

「鮫‥島‥ッ‥鮫島ー!」

俺は怖さから解放された安心感から鮫島に抱きついてしまった

「なっちゃん怖かっただろ?ごめんな」

俺の頭を優しく優しく撫でながら言う鮫島

何で謝るんだ‥

「立てる?」


腰が抜けてしまった俺は立てなかった

「おい!離せっ!!」

鮫島がふわっと俺を持ち上げお姫様抱っこをした

「暴れんなよ‥落ちるぞ!」

本当に落とされそうで鮫島の首に腕をまわしてしまう

「なっちゃんいい子だ」

そう言うと鮫島はゆっくり歩き出した

豪華客船の乗り場に着いた時

日高が俺と鮫島の前まで歩いてきた

ふわっと日高の腕に移される俺

「先輩‥帰ろう」

やっぱり日高がいい
俺はコイツじゃないと駄目なんだと思い知らされた

俺をお姫様抱っこしながら歩く日高

俺は日高の首に腕をまわしていた

「先輩‥暴れないね」

え‥‥

そういえば鮫島と同じ事されてるのに暴れていない俺がいた

先輩が黙って腕を離そうとするから俺は先輩を抱っこしながら


チュッ‥


キスをした









「日高君車来たから乗っ‥」

俺が振り向いた時には日高君が相川を抱っこしながら優しい眼差しでそっとキスをしていた

相川が日高君の首に腕をまわし


豪華客船をバックに見えたその光景は俺の心を焦がして焼き付けた


チュッ‥パ‥


離れていってしまう唇と唇

俺は日高に自分からまたキスをした

チュッ‥

「先輩‥今はダメだよ帰ってからしようね」

そんな事を言われ少し口角をあげた日高
俺は‥

「離せっ降りる!変態!‥っ離すな‥よ‥バカ」

「先輩‥俺はずっと離さないよ」

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