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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

「何作ってくれてんの?♪」

しつこいっ

「見たらわかるだろ?!」


俺は朝から先輩にくっついて離れなかった
いつもならなんだか言って機嫌直るから

「それもしかして‥フレンチトースト?」

「お前にはフレンチトーストが違う物に見えんのか?」

「フレンチトーストとか作ってくれんの初めてじゃん♪」

何だかすっげー喜ぶ日高がいた

「食パン余ってたし牛乳も期限‥」

そういや、さっき日高牛乳飲んでたな‥
言うのやめとこ(笑)
振り返ったら日高がいなかった


「お前人の話し聞いてるか!?」

テーブルには既にフォークとナイフが用意されていてチン♪とまた日高が行儀よく座っていた

だから俺は機嫌が直ってしまう‥

「できたぞ~♪」

「うわっ♪旨そー♪」

フォークとナイフを持って切って口に入れた日高

「旨い!♪」

満面の笑みの日高がそこにいた

「じゃ俺も食お」

「じゃ俺も食おって何?」

コイツは小さな事でもいちいち聞いてくるヤツだった

「まさか‥先輩‥」

ギクッ!

「なん‥だよ‥」

牛乳期限切れてたのバレたか?

じわりじわり寄ってくる日高

俺は後ずさりしてしまう

「おかわりなしとか言わないよな?」

え‥‥?

「そこ?」

ボソッと言ってしまった

「そこ?って」

また聞いてくる

「そこ‥底焦げてないか‥あははは‥」

苦しい言い逃れをした

「焦げてないよ♪」

フレンチトーストをひっくり返して見てる日高

コイツは素直なバカだな(笑)

日高がフレンチトーストおかわり♪とか言ってきたから俺のフレンチトーストをあげた

「先輩‥食わないの?」

「お前が嬉しそうに食うからやるよ」

これは素直な気持ちだった

嬉しそうに食べる日高

そんな日高を見ながら俺はカフェオーレを飲んでいた

日高が食器を運んでくれた

「あれ?先輩小包きてる」

「あーそれ怪しいから開けずに置いといた」

怪しい?

納葉直蘭?

なはなおらん?

誰だ?

俺は耳元に一応あてた何も聞こえなかった

「開けてみよーよ?」

日高が部屋に持ってきた

「爆発とかしたらどうすんだよ!?」

「何も聞こえなかったし大丈夫じゃね?」

コイツも耳にあてたのか?とか思ったらおかしくなった

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