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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

「開けるよ?」

小包を開けると中にまた小さな箱が入っていた

「なんだ?」

「何だろね?」

日高がまたその小さな箱を開けた

「かわいい♪」

「かわいい?何が入ってたんだ?」

中に入っていた物

服を着たかわいい熊の小さなぬいぐるみだった

「何だ?怪しくないか?」

「飾っとこうよ♪」

そう言って日高は下駄箱の俺が携帯のストラップで作ったあの額の前に置いた

「かわいいじゃん♪」

「日高がそれでいいなら俺は別に構わないけど‥」

日高がずっとその熊を見ていた


「どうした?」

「もう一体あればペアだね(笑)」

とか言うからまるで俺たちの事言ってるみたいに感じて顔が赤くなる

「先輩顔赤いよ?」

「何でもない!学校行くぞ!」











「けど先輩さ~」

後少しで門の前にさしかかろうとした時
遠くから鮫島と河辺の姿が見えてきた

河辺‥

「日高行くぞ!早く来い!!」

俺はやっぱり河辺を避けるように歩いてしまった






俺はあれから河辺の家に泊まって一緒に登校する事にした

歩いていると向こうの方から相川と日高君の姿が見えた

「なっちゃ~ん♪」

俺は手を振った








鮫島が手を振っているのが見える

河辺がいるから無視して歩いてしまった

「でもさ~納葉直蘭ってなはなおらんって読むんだよな?名はなおらんとかじゃ」

先輩にそう言った時

「うわっ!!」

いきなり身体が重くなった

「日高君なっちゃんおはよ♪」

鮫島先輩が肩を組んできた

「あ‥おは」

「鮫島てめー離れろっ!」

「鮫島先輩待って!」

河辺が走ってきた

げっ!?

「河辺が来ちまったじゃねーか!」

つい俺は言ってしまった

鮫島先輩が河辺を見る

「仲良くやろうや♪な?」

俺は心配になり先輩を見た

「うる‥さい。ひだ」

「兄さん‥」

え‥‥?

河辺が俺の事今兄さんって言った

俺は‥

「かわ」

「先輩♪良かったね♪」

はぁ?日高?

先輩は河辺にどう接していいかわからないって言ってたから俺は河辺から声かけてくれたのが嬉しかった

「なっちゃん♪な?」

何がなっちゃん♪な?なんだよ‥くそっ!

「行くぞ!」

俺は鮫島を背中にしょってまた歩き出した

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