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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

俺は相川先輩が知っているか知らないかわからないまま勇気を出して兄さんと勝手に呼んでしまった

さっき先輩に良かったねと言ったものの河辺は知っていたのか?と疑問に思った

「河辺‥お前知ってたのか?俺は先輩から昨日聞いたけど‥」

「知ってたらあんな酷い事しな‥‥昨日知らされた‥」

日高先輩と目が合う
日高先輩が俺の肩をポン♪と叩いた

「そっか‥だから気にするなって言ったろ?!先輩‥あれで嬉しいんだと思うよ」

「何で?‥」

俺の目を見て日高先輩が

「先輩は表現の仕方下手だから」

って笑ってた

俺は父親がいなかった影響なのかなと思うとやるせない気持ちになってくる

「大丈夫だから♪」

また俺の肩をポン♪と叩いてくれた日高先輩

あんなに酷い事したのにこんなに優しくされたら泣きそうになるだろ‥

「河辺行くぞ♪」

日高先輩が俺の手を握って歩き出した

その手の温もりを
俺は一生忘れないだろう


河辺はずっと気にしていた

気にされたら俺が河辺に接しにくくなるだろ?




キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

《兄さん‥》

河辺が俺の事兄さんって呼んだ

アイツまさか‥知ってたのか?

知ってて日高にあんな‥


「なっちゃん?さっきから顔ニヤけてっけど‥Hな事考え」

ゴツン!!

「っ痛って」

相川にげんこつくらわされた

「俺はお前とは違う!ニヤけてなんかいない!」

「ニヤけてたじゃん(笑)どこが違うんだよ」


「ニヤけてないっどこをどう見たらそんな風に見えんだよ!それに色々だよ!色々!」


「色々ねー‥」

そう言った鮫島がいきなり俺のシャツの襟首に指をかけ覗いてきた

「昨日はしてないんだ~?」

鮫島の指をぎゅっと握ってやった

「痛っ!!!指折れるだろがっ」

「勝手に想像すんなっ!」

「痛い!ったく。想像って?」

またコイツはいちいちうるさい!
お前は日高かっ

「想像は‥想像だろ‥」

「ふ~ん♪」

なんなんだよっ

相川のヤツ顔赤い(笑)

俺はニヤけてなんかなかった

知ってて日高にあんな事するヤツなのか‥と思っていた



何が兄さんだ!

俺は許さねー!

相川をずっと見てた
ニヤけてたと思ったら困った顔をして黒板を睨みつけた

何に怒ってんだ?

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