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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

先輩は河辺も昨日知った事知らないんだったな‥

「先輩河辺も昨日」

ガタン♪

「河辺が昨日何だって?」

鮫島が定食持ってやってきた

「何でお前はいつもそうなんだっ」

先輩がいきなり怒り出した

「いつもそうなんだってって何が?」

また聞いてくる鮫島

イラッってきた俺はテーブルをおもいっきり叩いてしまう

「もういい!うっとうしい!」

しーんと静まる学食内

やれやれって感じで鮫島先輩が俺にハンバーグ定食を渡してくれた

「なっちゃん落ち着けよ‥座れよ」

「‥‥‥」

「座れ!」

怖っ
俺は鮫島先輩が怒ったとこ初めて見たかも知れない

ゆっくり席に座る先輩

「なっちゃん何にそんなにイライラしてんだ?」

「‥‥‥‥」

返事をしない先輩に鮫島先輩が

「何にイライラしてんだって聞いてんだろ!」

ってまた怒った

「‥お前‥には関係ない‥」

先輩がまた席を立って歩いて行こうとする
鮫島先輩も席を立ち

「さっきから俺には関係ないってどうゆう事だよ!あー!?」

今にも先輩の胸ぐら掴んで殴る勢いだった

「ちょっちょっと2人共落ち着いて!」

ゆっくり席に着いてくれた2人

気まずいな‥

俺は鮫島先輩が足組んで腕組んで座っている腕の肘を少し引っ張った

振り返った鮫島先輩は怖かった

そんな俺に気づいたのか俺には優しい顔に戻った鮫島先輩

「ちょっといいですか?」

先輩はテーブルに肘ついてあっち向いていた

俺は鮫島先輩の耳元で先輩が思っている事をそっと先輩の変わりに話した


河辺を見て見ないフリした先輩に河辺が兄さんって言った時
河辺を見てから先輩に仲良くやろうや♪な?って言った鮫島先輩だから話したんだと思う


足組んだのをやめた鮫島先輩


「なっちゃん大丈夫だから何も気にする事ないから心配するな本当はアイツいいヤツだから‥な?」


「何が大丈夫だから気にするな心配するななんだよ!河辺の事は‥言うな」

先輩が鮫島先輩につっかかる


「わかったから。なっちゃん食え♪」


鮫島先輩が自分の定食を先輩に差し出した


「‥‥半分‥お前も食え‥よ‥」


「了解♪なっちゃんはやっぱそうじゃなくっちゃな♪」


俺は2人の間には目には見えない絆みたいな物が芽生えたように思えた

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