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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

カラオケ屋に着いた俺たち

「河辺何飲む?」

俺らには聞かなかった鮫島先輩

2人共どうせカフェオーレだから聞かなかった

先輩のシャツの袖を引っ張った俺

「どうした?日高?」

「何で俺らには聞かないんだ?」

「あーそれは‥」

鮫島!何で聞かねーんだよっ
肝心な時にいつもどこか抜けてる鮫島

「それは」

くるっと振り返った鮫島先輩が河辺の肩組んで

「あーそうそう♪日高君にも言わなきゃな」

何を?俺がそう言おうとした時鮫島先輩が

「俺ら付き合ってるから♪」

え‥‥?
ああ…

「‥うん」


先輩が俺の顔を見る
目と目が合う先輩と俺

「お前知ってたのか?」

「‥‥いや…」

320号室で抱き合ってた事は先輩には言えない

「ならもっと驚くだろ?俺なんて大声出して先生に注意されたんだぞ!」

「そっ‥そうなんだ‥」

「そうなんだってお前っ」


「日高君も河辺宜しくな♪」

俺は河辺を見た

赤い顔して俯いていた


「日高君どうした?行くよ♪」

「あっ待ってくださいっ」

部屋に着くと鮫島先輩の横に大人しく座って肩をまた組まれる河辺

俺も先輩としたいな‥

「先輩‥」

日高が俺の名前呼んだかと思うとうっとりした目をしてやがった

「先輩‥」

何?何だよ‥

腕が伸びてくる

「まさか‥お前」

グイッ!!
肩を組まれた俺

キスされるか抱きしめられるかのどっちかと思った俺は肩を組まれて躊躇してしまった

先輩が大人しく俺に肩組まれてる

嬉しいな…


「お前らも熱いなー(笑)」

鮫島先輩が余計な事を言った

途端に暴れ出す先輩

「日高っ離せっ!やめろ!」

「嫌だっ!したい!」

したい?
バカか?!
こんな場所でできるかよっ

「離せって!やらしい事考えてんじゃねーっ」

「え‥‥?やらしい?」

先輩がやらしい事考えてんじゃねーって言ったから俺は一瞬固まってしまった

「違うのか?」

先輩とまた目が合う

「なっちゃんやらしい事って何?(笑)」

鮫島先輩が茶々を入れてくる

「何でもねーよ!」

そう言って俺の組んだ肩からすり抜けるように身体を離してしまった先輩

鮫島先輩が余計な事さえ言わなければあのまま肩組めたのに‥

日高君が俺を睨んできた

何かマズったか?俺‥

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