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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

『俺お前の家知らねーからどっかで待ち合わせしていいか?』

「いいけどっ」

『どうした?鮫島?』

さっきから鮫島が苦しそうな小さな声を出していた

「何でもないからっ‥わかった場所は?」

相川と待ち合わせを確認して電話を切った

「河辺っ悪い。俺用‥出来たからっ!今度埋め合わせするからっ」

そう言うと鮫島先輩は後ろから抜いて俺を置いて走って行ってしまった

「鮫島先輩っ!!」

あの先輩が途中でやめる用って何なんだ?








ハァハァハァ‥ハァ‥ハァ‥

俺が待ち合わせ場所に着くと荷物を両手に持って相川が立っていた

何で荷物なんか‥
もしかして‥‥‥

「なっちゃん本気?」

鮫島が本気なのかと聞いてきた
言ってる意味はわかっていた

やっぱり鮫島は勘が鋭いな‥

まだ考えてるなんて事は俺のプライドが許せなくて言えなかった

「‥本‥気‥‥だ」


「‥…とにかく家行こう」

俺が相川の荷物持ってやろうとしたら相川が嫌がった

本気じゃないんだろ相川?








先輩が家を出て行ってしまった

本当に俺たちこれで終わってしまうのか‥

俺は何もしていない!
何もしていないんだっ
先輩の携帯に電話した









「なっちゃん?さっきから何回も携帯鳴ってっけど出なくていいのか?」

俺が聞くと小さな声で

「日高だから‥いい」
って言った

日高君だから出なきゃいけないんじゃないのか?
相川戻るなら今だぞ?!








先輩の携帯に何度も電話しても先輩は出なかった

「本当に終わっちまったのか‥俺たち‥俺は何もしてねーのに! なのに何で勝手にきめんだよ!」

先輩のくそ野郎!

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