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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第5章 亮太の想い

次の日

僕はお金を握りしめ相川先輩を探した


3年生の授業が終わって出てくる人に

「相川先輩はどこにいますか?」

って聞いた

すると、皆口を揃えるように

《君も相川を買いに来たの?》

って言うんだ


僕は何故か悲しくなった



そして、やっぱり一樹もお金で買ったんだと思った



しばらく歩いていると背の高いスラっとしたカッコイイ優しそうな人が立っていた

「あの‥すみません。相川先輩はどこにいますか?」

また同じ答えが返ってくるんだと思った

「なつめなら図書室にいると思うよ」

え?なつめ?

「ありがとうございます!」

僕はその人に深く一列して図書室に走って向かった


はぁはぁはぁ‥

「相川先輩‥‥」

お昼過ぎの図書室にはまばらに人がいた
どこだろう?

僕は図書室の中を歩いて探しまわった

《あっ!いた!》

相川先輩は最前列窓際の奥の席で静かに一人本を読んでいた

白いレースのカーテンが相川先輩を包んで

僕にはその光景が眩しく見えた

綺麗だな¨

僕は相川先輩に一歩一歩近づいた


相川先輩の席の前に来た時

先輩から声をかけられた

「君は‥‥」

僕は持っていたお金を握りしめ

「相川先輩お話しが」

僕は力強く言ったつもりだった


すると先輩は席を立ち僕に着いて来るように促した


着いて行った場所は使われいない空き教室だった

先輩が空き教室の扉を閉める音が僕の心臓に響き渡る

一歩一歩近づいてくる 相川先輩

僕は振り向き

握りしめたお金を先輩の前に突き出した

「これで一樹を僕に返して下さい!」

しばらく沈黙が続いたと思ったらいきなり僕の身体に痛みが走った

ダンッ!

「先輩‥‥?」

相川先輩が僕を押し倒し馬乗りになって僕の両手首を僕の顔横できつく抑え込んでいた

「痛いっ」

手首を動かそうとしてもビクともしなかった

先輩の顔が近づいてくる

《怖いっ!》

すると先輩は僕の耳元で囁いた

「君可愛いね‥」

「ふざけないで下さい!僕はアナタから一樹を取り返しに来たんです」

僕は先輩を睨みつけたのに先輩は優しい顔をして

「そんなに彼が好きなの?」

って聞いてくるんだ

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