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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

「はぁ‥」

電話でしてしまった事に対する気持ちより浮気をした日高を求めてしまった自分に対する嫌悪感からため息が口から出てしまっていた

鮫島の眠るベッドに入ろうとしたけどやめた

何で浮気されたのにまだ日高をそれでも求めてしまうんだ‥

俺はそんな事を思いながらベッドの前に座って眠りについた



「なっ‥ちゃん?」

俺が夜中目を覚ました時には相川の姿がなかった

ベッドから降りて探しに行こうとした時相川が寝ていた

「何でこんなとこで‥そんな場所で寝てたら風邪ひくだろ‥」


相川の少し冷えた身体を抱き寄せベッドに寝かせて俺の体温で温めながらまた眠りに入った



ぽかぽか気持ちいい‥
なんだかんだ言っても日高の温もりはやっぱり落ち着く‥

「日‥高‥」

俺は日高に抱きつき返した









俺が目を覚ました時相川が俺に抱きついていた

サラサラした柔らかい髪の毛を撫でてやった

「なっちゃん素直になって戻れよ‥」










先輩はやっぱり鮫島先輩の家にいた

行くとこと言えば鮫島先輩の家しかないだろうと思っていたからとりあえず安心した

「さて‥行くか」

どうしたら先輩の誤解が解けてやり直せるか考えながら大学に向かった



「離せ‥っよ!朝からくっつくな!重い!」

いつものように相川の背中にぶら下がって当校中の俺たち

「朝からって朝から抱きついていたのどこの誰だっけ?(笑)」

「それはっ」

「それは?」

それは日高だと思って抱きついてしまっただけで‥

「あーうっとうしい!離れろっ」




私は昨日彼が落として行った学生証を届けに弟も通う桜木大学の門の前で彼が来るのをずっと待っていた


「あっ♪来た」

私は手を振った


俺に向かって手を振る女の人がいた

「誰だ?」

俺は歩いて近づいた

「君は確か‥」

ドン!

「キャッ!」

私が彼のそばまで行こうと飛び出したらまた誰かにぶつかってしまった

「危ない!」

とっさに彼女を抱きしめた

「ごめんなさい」

「アンタ気をつけなよ‥危なっかしいな」




「離れろって!お前は‥‥‥‥あ‥」

相川がいきなり止まった

「どうしたんだ?なっちゃん」

アイツ大学にまで来て彼女とイチャつくんじゃねーよ!

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