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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

「相川?」

相川が俺を置いてどんどん先に歩いていく

「待てよ!」







「あのこれ‥」

彼女が俺の前に出した物は俺の学生証だった

あの時落としてたのか?

「あっあり『ガツーン!』」


「キャッ!」

私が彼に学生証を渡そうとしたら彼が殴られた


「っ痛ってーな!誰だよ!」


殴られた方を見ると先輩がいた

「お前は最低だなっ」

何の事だよ‥

「何言ってんだよ?」

先輩が彼女をチラッと見て


「こんな場所に来てまでイチャつくんじゃねーよ!」

はぁ?学生証届けに来てくれただけだろ?

「なっちゃ~‥ん‥待ってて!‥あれ?姉貴?何で姉貴がいんの?」

「え‥‥‥姉貴?‥」

「え‥‥鮫島先輩のお姉さん?」


「あ‥健二?」


俺の前で固まる3人
昨日それはっていいかけたのは姉貴がいるって事

「姉貴何の用?」

「あ‥そうそう。彼に学生証届けに来たんだけど‥そしたらいきなり殴られたみたいで‥この人は一体‥」

俺を見る鮫島の姉貴
日高の彼女は鮫島の姉貴?
また日高を見た

「あ‥!それと口紅!大丈夫だった?とれた?少しシャツにもついてしまったみたいだから」


やっぱり鮫島の姉貴が日高の彼女かよ‥っ

最悪すぎんだろっ

「鮫島の姉貴が日高の彼女とは‥最悪もいいとこだな」

俺がそう言うと日高の彼女が

「何言ってるの?私結婚してるし学生証届けに来ただけだけど‥」


はぁ?ここまで来て戯ける気かよっ


「嘘ついてまで俺を騙そうってか(笑)」

「なっちゃん本当だよ?姉貴結婚してるから」

はぁ?じゃ不倫?


「先輩‥昨日彼女‥鮫島先輩のお姉さんとぶつかって俺がおんぶしたんだよ‥そしたら口紅がついてしまったみたい‥」


え‥‥
そんな事ってあるのか?


「そうよ!何を勘違いしてるか知らないけど事実だからっ」


鮫島先輩の姉貴が突然怒り出した

「もしかして口紅って‥それでなっちゃん怒って家飛び出したのか?」

俺の肩を組ながら話す鮫島

「うるさい!誰だって口紅つけて帰ってきたら浮気だと思うだろっ」

「浮気って‥あなた達付き合ってるの?」

ハッ!しまった
何で俺はこんな公共の場で告白してる訳!?

「違っ!俺はっ」

「先輩‥」


何でこうなんだよっ

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