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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

「なっちゃんの誤解って訳ね(笑)」

誤解ったって‥
あんなとこに口紅つける方が悪いだろ‥

「先輩‥お帰りなさい」

「はぁ?!俺はまだっ」

「なっちゃん!素直になれよ‥な?」

そんな事言われたって‥
付き合えないって言ってしまった後なんだぞっ

「どうやら私の口紅のせいみたいね‥悪かったわ。ごめんなさい‥」

今更謝られたって俺は‥

「鮫島!行くぞ!」

日高と鮫島の姉貴を置いて歩いてしまう

「ごめんなさいね‥私のせいで‥」

「いえ…誤解が解けて良かったです学生証ありがとうございます。それじゃ」

学生証を受け取って走って行った青年

何だか悪い事をしてしまって罪悪感がわいてきた






「先輩!待って!」

俺は鮫島ともうすぐ教室ってとこまで来ていた

げっ!?

「何でお前こんなとこまで来てんだよっ!教室戻れよっ」

日高が俺の手を引っ張り出す

「嫌だ!先輩と俺はずっと一緒って前言ったじゃん!」

「知るかよっ離せって」

「嫌だ!離さない!」

「バカ力!離せ‥っよ!」

あーうるさい‥
俺は日高君の耳元で

「本当は戻りたいんだよ(笑)」

そう言って教室に入り扉を閉めた

「何で閉め」

「先輩!ちょっと来て!」

「うぉい!引っ張るな!」

ガタンっ!
連れて来られたのは屋上?

「痛てーな!離せ‥って!」

ぱっと離れた日高の手

握られていた手首が熱い

「先輩‥素直になってよ‥先輩の気持ちが知りたい」

気持ちが知りたいとか言われても

日高が俺を包み込む

「俺の事‥嫌いになった?」

嫌い‥になる訳ない なれる訳がない

「‥‥‥‥」

ほっぺたに手が添えられる

「先輩‥俺は好きだよ‥ずっと」

ほっぺたに手が添えられたと思ったら熱いキスをされた

「‥んうっやめ‥‥‥」


「好きだよ‥先輩‥」

何度も繰り返しそう言う

熱い‥

胸が苦しい‥

助けてほしい

「‥んうんっ‥日高っんっやめっ‥んうっ‥」

ゆっくり離れる唇

「先輩‥俺は先輩が好」

「うるさい!何回も言うな!恥ずかしいヤツだなっ」

先輩がそう言ったって事は先輩も俺が好きって事

「先輩‥お帰りなさい」

俺はまだ帰るとも言っていないのにまたそうやって勝手に決めるコイツ

「俺はっ」

「好きなんでしょ?」

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