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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第27章 謎の贈り物

次の日の朝

また俺は先輩の腰を抑えながら登校していた

「先輩っしっかり歩いてくださいっ!」

少し振り向いた先輩

「無茶言うな!あれから2回もするやつがいるかよ!?お前化物か!?殺す気か!」

「化物って酷い!先輩が俺をやらしく誘うから悪いんだろ!?」

「やらしくなんかない!どんな目をしているんだお前はっ!」

先輩は日に日に色っぽくなっていく
少しはだけたシャツから見える鎖骨とかうなじとか しなやかな身体のライン

先輩の全てが俺を魅了してやまない

先輩気づいてないだろ?

先輩がいきなり止まったから俺は先輩にぶつかった

「痛って何?」

「お前に‥用があんじゃねーの‥?」

用?

「あ♪おはよー♪」

鮫島先輩のお姉さん?

「どうしたんですか?」

「これ‥」

手渡されたのはお弁当だった

「え‥‥‥?」

日高のやつ何鼻の下伸ばしてんじゃねーよっ

むかつく!

「先行くぞ!!」

「え‥あっ!先輩待って!!」

俺は鮫島先輩のお姉さんに一礼して先輩の後を追った

「先輩待って!!」

日高の手には花柄の布巾で包まれたお弁当らしき物が目に入った

「女からそんな物もらって喜ぶお前の気持ち理解できないねー!俺はっ」

先輩もしかして灼いてる?

「先輩も一緒に食べようよ♪」

はぁ!?
俺は嫌みで言ったのに何で一緒に食わなきゃなんねーんだ

「アホか!お前はっ」

「美味しそうだよ♪ほら♪」

パカッと蓋を開けた日高

「見たくない!」

パシッ!!
俺は日高のお弁当を持った手を叩いてしまった

からんからん♪
お弁当箱が地面に落ちた

ぐちゃぐちゃになった砂混じりのお弁当

「先輩‥酷い‥」

何が酷いだっ
俺の気持ちは無視かよ!

「俺は知らねー!」

先輩がまた歩いて行く

ぐちゃぐちゃになって砂混じりになってしまった鮫島先輩のお姉さんが一生懸命作ったお弁当

「先輩!!」

「何だよ!?」

日高が呼んだから振り向いた

パッシーン!
え‥‥‥?

日高が俺のほっぺたをひっぱたいた

「先輩がそんな人だとは思わなかった!」

え‥‥‥日高?

「俺鮫島先輩のお姉さんに謝ってくるから」

そう言って俺を置いてまた戻って行く

「ちょっ待てよっ」

振り向いた日高は冷酷な目をしていた

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