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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第28章 亮太と門崎

「おい!行くとは言っていないぞ鮫島!!!」

ガラッ
教室の扉が開いた

「うるさいぞ!グラウンド走らされたいか!?」

先生に廊下でも怒られた俺

クスクス笑う鮫島

「お前なー!くそっ」

「なっちゃんって本当かわいい(笑)」

またかわいいと言われてしまった

そんなに言われたら日高に言われたくなる

「ダメだ!ダメだ!あいつは今禁欲生活中なんだっ」

一人首振りながらブツブツ

このままだと俺がヤバイんじゃねー?とか思ってしまった

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

1日が終わった

「なっちゃん行くか♪」

あまり気がのらなかったけど行く事にした

「あ‥日高に言ってなかったわ俺」

鮫島が携帯取り出して

「俺がちゃーんとメールした♪ついでに河辺も一緒だから」

俺にそう言ってウィンクする

ぎも゛ぢわるい‥

「なっちゃん行くよ~♪」

鮫島が俺の背中にぶら下がる

安心する俺

歩いていると日高がひょろっとやってきた

「日高君大丈夫?」

軽く押しただけで倒れてしまいそうな抜け殻になってしまった日高君

相川の耳元で聞いた

「禁欲生活何日目だっけ?」

ケロッとした相川

「2日目だけど?」

2日目でこれか!?
大丈夫なのか?!


「逆に考えてみろ?2日目でこれだったら解禁日が恐ろしい事になるぞ?」

俺は相川に忠告したけど相川は聞かなかった

何故そこまで禁欲生活にこだわるのかわからなかった


「鮫島せんぱ~い♪」

ぴょんぴょん跳ねながら河辺がやってきた

ぎゅっと俺の腕を握ってきた河辺

それをじっと見つめていた相川がいた

俺も日高としてーな‥
普段は思わないのに何故か日高が恋しく思う

「すればいいじゃん?」

まるで心を見透かしたような事を言う鮫島

「今したら意味がないだろ!?」

「意味?関係なくねー?」


「できるかよっ!行くぞ」

道も知らないのに先々歩いてしまう相川

日高君はそんな相川を目で追っていた

「本当に大丈夫か?」

日高君に声をかけた

「苦しい‥です」


2日目でこれじゃ相当キツイだろなとは思ったけど
素直に苦しいですと言った日高君にまた笑いそうになってしまう

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