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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第6章 お礼

昼休み大学の花壇に水をやりにきたら

「あっ‥アイツ‥」

花壇の中に新しい苗が一つ植えられているのを見つけた

雑に堀りやがって‥

けど嬉しかった。

悪いと思ってたぶんわざわざ買ってきて、買ってきたのはいいもののスコップないから手で掘り返して

アイツらしぃな‥(笑)

昨日の事なんて頭から消えた

何かお礼を‥

いや待て‥

俺がお礼するってのも変な話だよな?

けど‥手ぶらだと話すきっかけがない

どうしよう‥

ガチャン♪

俺は校内の自動販売機でコーヒーを買ってアイツの元に持って行く事にした

たぶんアイツは屋上だろう♪

タッタッタッタ♪

何故か俺は浮かれていた

日高と会えると思うと胸がわくわくしてくる

あの子の存在なんて忘れて‥‥


タッタッタッタ‥タン♪

カツカツカツ カツ♪

やっぱりいた(笑)

寝てる?

俺はそーっと起こさないように日高の眠る屋上のコンクリートの地面に座って日高の寝顔をずっと見ていたら

コイツって睫毛長いんだ

輪郭整ってて結構カッコイイなぁ‥

艶のある唇‥

そーっと日高の唇を指でなぞって‥

気持ち良かったなぁ…キス

そう思ったら唇合わせてしまっていた

「ん~っ?‥‥‥!?」

俺が屋上で寝てて起きたら先輩の顔が真上にあった

「おはよ♪日高」

ピトッ

「冷ってー?!何すんだよー」

自動販売機で買った冷えたコーヒーをほっぺたに当てたら、びっくりして飛び起きた(笑)

やっぱりコイツって飽きないな

「これ?何?」

何って?

「コーヒーだけど?」

「いや違う。だから何?」

だから何って‥

「お前にはコーヒーが何か他の物に見えるのか?いらないなら返せ!」

うわっ先輩顔赤らめて怒った

かっわいい

「いる。」

俺は先輩からもらったコーヒーのプルタブ開けてラベル見ずにゴクッと飲んだ

「苦っ‥」

うげーって顔したら

「あはは(笑)」

先輩が笑った

「お前ブラックだめだった?」

ふと先輩のコーヒー見たらカフェオーレだった

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