。+゚僕は君に恋をした。+゚
第2章 なつめ先輩の噂
キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪
「一樹チャイム鳴ったみたいだから帰ろうぜ♪」
チャイムが授業の終わりを知らせる
俺らはいつも授業を適当に受け、だいたいは使われていない薄暗い倉庫でたむろっていた
肩に腕をまわす男
門崎 聡(カンザキサトシ)
一年の時から同じクラスの悪友だ
「門崎悪りーぃけど先帰ってくれ。俺ちょっと寄るとこあっから」
俺がケツを叩きながら立つと、まわされた門崎の腕がするっと落ちる
「またかよ?たまには付き合えよ。じゃ先帰るわー‥まったねん一樹ちゃん♪」
「ちゃん付けはやめろって!おいっ!」
俺の言葉を最後まで聞かず帰りやがった。
はぁ‥‥
倉庫の扉を閉め俺はある場所へと向かった
少し開いた窓から入るそよ風が白いレースのカーテンを揺らす
そこは図書室
いつも図書室の窓際最前列奥に一人座って本を読む人がいる
俺はいつも夕方のこの時間にここに来て、その人を見るのが最近の日課になっていた
キーンコーン♪カーンコーン♪
「一樹チャイム鳴ったみたいだから帰ろうぜ♪」
チャイムが授業の終わりを知らせる
俺らはいつも授業を適当に受け、だいたいは使われていない薄暗い倉庫でたむろっていた
肩に腕をまわす男
門崎 聡(カンザキサトシ)
一年の時から同じクラスの悪友だ
「門崎悪りーぃけど先帰ってくれ。俺ちょっと寄るとこあっから」
俺がケツを叩きながら立つと、まわされた門崎の腕がするっと落ちる
「またかよ?たまには付き合えよ。じゃ先帰るわー‥まったねん一樹ちゃん♪」
「ちゃん付けはやめろって!おいっ!」
俺の言葉を最後まで聞かず帰りやがった。
はぁ‥‥
倉庫の扉を閉め俺はある場所へと向かった
少し開いた窓から入るそよ風が白いレースのカーテンを揺らす
そこは図書室
いつも図書室の窓際最前列奥に一人座って本を読む人がいる
俺はいつも夕方のこの時間にここに来て、その人を見るのが最近の日課になっていた