。+゚僕は君に恋をした。+゚
第2章 なつめ先輩の噂
その人の名は
相川なつみ
先輩が読んだ本の履歴のカードを見て知った。
一つ上の先輩だった
先輩から離れ俺も席に座る
窓際最前列奥の端に座る先輩
向かって最後列の窓際奥の端に座る俺
本を読むわけでもなく俺は横目で先輩を見ながら机に肘ついて窓の外の雲を見ていた
カ‥タ‥ン!
《‥帰るのか?》
カツ‥カツ‥カツ ‥
《え?》
「君‥いつも来て見てるよね?」
肘をつきながら振り返り先輩を見た俺の側に来て先輩が机に手を置いた
「そんなに‥‥俺が珍しい?」
何だか寂しそうな目をする人だったんだな‥と俺は思った
「言ってる意味がわからないんッスけど」
先輩は深いため息ついて
「あっそう。それじゃ」
先輩が机から手を離し図書室を出て行く
俺は先輩の言った言葉の意味が解らずずっと頭に残って聞き返す事ができなかった
《そんなに‥‥俺が珍しい?》
相川なつみ
先輩が読んだ本の履歴のカードを見て知った。
一つ上の先輩だった
先輩から離れ俺も席に座る
窓際最前列奥の端に座る先輩
向かって最後列の窓際奥の端に座る俺
本を読むわけでもなく俺は横目で先輩を見ながら机に肘ついて窓の外の雲を見ていた
カ‥タ‥ン!
《‥帰るのか?》
カツ‥カツ‥カツ ‥
《え?》
「君‥いつも来て見てるよね?」
肘をつきながら振り返り先輩を見た俺の側に来て先輩が机に手を置いた
「そんなに‥‥俺が珍しい?」
何だか寂しそうな目をする人だったんだな‥と俺は思った
「言ってる意味がわからないんッスけど」
先輩は深いため息ついて
「あっそう。それじゃ」
先輩が机から手を離し図書室を出て行く
俺は先輩の言った言葉の意味が解らずずっと頭に残って聞き返す事ができなかった
《そんなに‥‥俺が珍しい?》