テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第30章 身体測定

「だからお前はやめろって!」

鮫島先輩がキョロキョロしだした

「あれ?河辺は?」

「鮫島!お前いい加減離れろよな!」

勢い良く走ってくる先輩
俺から離れた鮫島先輩

ぼふっ♪

「え‥『うわっ!?』」

鮫島先輩の代わりに先輩が俺の胸に飛び込んできた

「先輩♪」

「あ?鮫島何探してんだ?」

スカッ‥

先輩を抱きしめようとした腕は空を切った

「日高君?河辺は?」

あ‥そういや‥

「クラス行ったけどいなかったから来たらいるかと思ったんだけど‥」

俺も周りを見たけど河辺の姿はなかった

「アイツ!俺様を置いて先帰るとはいい根性してるぜ(お仕置きだな(笑))」


「けど身体測定の時体調悪いって言ってたから寝込んでるのかも‥」

日高が心配そうな声を上げた

あれは俺が適当に言っただけ(笑)


「見舞いがてらケーキ買って行くか?」

先輩は嬉しそうに声を上げた

「先輩もしかして‥ケーキ食べたいだけじゃ‥」

なぜわかるんだ‥

「違げーよ!異母と言っても兄弟だから心配してだよ!」

先輩が兄弟と認めた
日高がずーっと俺を見てくる

「何だよ‥っ」

自分ですごい進歩した事言ったの気づいてないのか?

「日高君ケーキ買うならあそこ行こうぜ♪」

もしかして鮫島先輩まで?

「俺は甘い物嫌いだから(笑)」

先輩にあっかんべえをした鮫島先輩

「鮫島ー!!」

鮫島先輩を追いかける先輩の後を追う俺




「ここ♪ここ♪」

鮫島先輩が連れてきてくれたケーキ屋さんは小さい小さいケーキ屋さんで店頭販売のみしているお店だった

「ここの生クリームはあっさりしてるのに旨くて最高なんだぜ♪」

生クリーム?
そういえば河辺生クリーム好きだったよな…

「スペシャル苺ショート1つと生クリームケーキ1つと‥お前ら何する?」

「俺生チョコ♪」

先輩はチョコ好きだったよ(笑)

「俺は‥サクサクミルフィーユ仕立てにするよ」

日高サクサク系好きだったよな♪








その頃俺は拗ねて鮫島先輩たちを置いて先に家路を歩いていた





「竜?聞いてる?」

俺は灘高3年の通称竜と呼ばれていた

「‥‥‥」

仲間が歩道を歩く一人の女の子を指差した

「アイツまぶくね!?」

「竜行くか?」

高瀬がそう言って仲間の後を高瀬と一緒に着いて行った


ストーリーメニュー

TOPTOPへ