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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第30章 身体測定

日高いたっ!?

俺は日高に向かって声をかけた

バキッ!
ドサッ

一人の男を倒してもう1人の男を殴ぐろうとした時先輩の声が聞こえた

「え?先輩?」

「日高先輩危ない!」
え‥

ガスッ!
顔を殴られた俺

「痛ってー‥」

あの日高かも知れない男の顔を殴った高瀬

「お前やってくれんじゃん(笑)死にてーの?河辺こっち来い」

日高先輩の目つきが変わった日高先輩じゃなくなった瞬間を俺は見てしまった

まるで殺人鬼

「あ‥はいっ」

竜の腕からすんなり抜けて俺は日高先輩の後ろにまわった

「日高!?お前何喧嘩なんか?!」

日高の耳には俺の言葉は入っていなかった

路地裏に入って行く日高

地面に倒れている男達は死んでいるように見えた

「説明しろ‥」

「僕を助ける為に‥」

河辺を?

「なっちゃ~ん‥ハァ‥何これ?」

鮫島がやってきた

「日高先輩が僕をっ」

え‥日高君が何?


「鮫島!日高止めてくれっ」

いや‥でも勝ってんだったら大丈夫だろ?

俺は一応薄暗い路地裏に入って行った

聞こえてきた蹴る音と日高君の声

バキッ!ドサッ!ガツッガツ!ドカッドカ!

「何倒れてんだよ(笑)気絶したフリか?あー?(笑)」

日高ってヤツは殴られて倒れて気絶した高瀬を足蹴りし続けていた
こいつは本物の日高だ‥間違いねー

「アンタあの日高か?」

ガツ‥

「あー?あの日高ってどの日高だよ(笑)お前も死にてーの?」

「‥‥‥。いや‥俺は‥」


「何?お前ビビってんの(笑)来いよ」

俺は伝説の日高って男に憧れていた

「違う形で会いたかったよ日高さん(笑)行くぜ!」

俺も男も殴りかかろうとした時

「日高先輩やめて!」

え‥河辺?

「その人は優しい人なの!」

優しい?

「君‥けど指示したのは俺だ」

指示?

「どうでもいい(笑)ならお前にはこれだ!」
日高が俺の肩掴んだ

「あう゛がっ!ゴホッゴホッ!」

腹の一番キツイとこに一発入れやがった

「命拾いしたな(笑)」
俺に背を向けて行こうとする

「待て!俺は片宮迅だ!俺アンタに」

「誰も聞いちゃいねーって(笑)じゃな」


俺が歩いて戻って行くと鮫島先輩が立っていた

「すみません。見苦しいとこ見せちゃって」

いや‥すげーよ日高君‥

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