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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第6章 お礼

アイツが泣いていた ?


いつも屈託のない笑顔を俺に見せる


アイツが泣いていた?



あんなアイツ見たことなかった



《先輩‥俺‥先輩見てると変になるんだ》




お前の笑顔が見たくて


お前の優しさに触れたくて


お前に抱きしめられる度に




身体が痺れて変になって



俺は‥


《忘れて下さい。俺も忘れますから》


いつでも何でも勝手に決めんな!くそっ!









「あー‥もう死にてー」

俺は大学の帰りスーパーで大量のアルコールを買って家で飲んでいた

「何で‥こんなに飲んでも酔わねーんだよ」

ピンポーン♪ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪

誰だ?


ピンポーン♪ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪


「はい?」


ピンポーン♪ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪

うっせーよ


立ち上がったら少し足元がフラついた


ガチャ

「誰だよ!」

「一樹チャ‥うっ臭い!」

亮太?玄関開けたら亮太が立っていた

いきなり臭いつって家に上がり込み窓を全開にし換気扇を回す

「亮太お前何しに来たんだよ?」

俺がちらかしたアルコールの空き瓶や空き缶を見てる

「一樹チャ‥これ飲みすぎだよ」

亮太がちらかした物を一つづつ片付けていく

人の話聞いてんのかよ


「悪りーぃ俺がするからいいよ」

拾おうとした時

うわっ?

「つーっ!『痛っ』」


「あっ悪りぃ足元フラついた大丈夫か?」

足が一瞬もつれ俺は亮太の上に倒れてしまった

「亮太?」



「‥‥‥‥‥」






え?


アルコールの入った俺は理解するのに時間がかかった



生暖かい感触が唇に触れた



ゆっくり唇が離れてゆく






「一樹チャ‥‥き」




え?




え?

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