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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第31章 スッゴい河辺の趣味?

「あ‥あの肉団子食べてください。」

渡された凸凹の不細工な肉団子

「別に‥無理して食べなくていいから」

河辺が日高君が俺に渡した器を取ろうとした

「いやいただくよ」

モグモグ‥

これは‥

「河辺すごく美味しいぞ‥俺こんな旨い肉団子食った事ないかも‥いや食った事ないな旨いぞ♪」

そこには俺が作った不細工な肉団子を嬉しそうに食べる先輩がいた

ないかもをないとはっきり言い直した鮫島先輩

持ってきて良かった
俺はベランダを後にしてリビングに戻ったら先輩が新しく野菜などを追加して上に肉団子を置いていた

「先輩?肉団子上に乗ってる」

「わざとだよ(笑)まぁ見てみろ」

帰ってきた鮫島先輩と河辺が席に着いた
鍋を見るなり鮫島先輩が肉団子を箸で沈めた

その鮫島先輩の横顔は笑みがこぼれていて優しさが滲み出ていた

「食べるか♪」

「そうだな♪」

「うん♪」

「食べるよう♪」


ぐつぐつぐつ♪
ぐつぐつぐつ♪

「肉団子もう食えるかな?」

鮫島先輩が肉団子ばかり箸でつついて沈めてを繰り返していた

「お前潰れるからやめろよ!」

河辺が嬉しそうな顔をしていた

「鮫島先輩?そんなにおいしかったの?僕嬉しいな‥」


「当たり前だろ♪俺はお前のなら何でも♪それにお前は可愛いすぎるから俺は心配なんだぞ(笑)」

「え‥僕がかわいい?」

聞いてるこっちが恥ずかしくなってくる

「日高‥食うぞ」

「あ‥う‥ん」

もくもくと食べるしかなくなかった俺と先輩

2人はまた完全に2人の世界に入っていた

「先輩あ~ん♪」

「あ~ん♪旨い!」

バカかコイツら‥
けど日高もしてほしそうだな‥

そんな事思ってると日高と目が合った

「俺は!!」

「別にいいよ(笑)」


日高が別にいいって言った
出来ないけどいいと言われたら寂しくなる勝手な俺

あ!俺はいい事を思いついた

先輩が鍋から熱々の肉団子を取ってふーふーして冷まし出した

「やるよ‥」

その肉団子を俺の器に入れた

「え‥?」

もしかしてあ~ん♪の変わり?

「先輩かわいい(笑)」
「バカ!かわいいとか言うな‥早く食えよ!」


こっちから見ていると日高君と相川もラブラブのように見えた


鍋ありがとうな‥相川


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