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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第7章 待てって

連れて来られたのは

「loveホテル?」

「はい♪」

ぽかんとする俺とは対照的にぐんぐん腕引っ張って中に入って行く

「やめろって!離せって!」

「しーっ!騒ぐと人来ちゃいますよ‥先輩」

俺たちはloveホテルの通路を歩いていた

くっそう!!また敬語?

ガチャン

「先輩どうぞ♪」

「どうぞったって‥うわっ!」

ガチャン

日高に背中押され半無理やり部屋に入れられる俺

じわりじわりと詰め寄ってくる

「待て‥待てって‥日高」

「待てません」

日高の腕が伸びようとした時

「っ?!!」

太ももの裏に何か当たってそのまま後ろ向きに倒れてしまった

何?

ベッベッド!?

「先輩‥」

「やめろっ来んなっ」

起き上がろうとしたら日高に腕掴まれ組み敷きられていた

「離せって‥痛いっ」

「離したらまた逃げるでしょう?アンタ」

日高が‥怖い

「にっ逃げねーよ」

気持ちとは裏腹な言葉が出てきてしまう

ふわっと手首が軽くなった

逃げれる!

俺は日高を押しのけてドアまで走った


ガチャガチャ

ガチャガチャ

開かねー

ふと視界が暗くなった

「先輩‥無駄ですよ」

「え?」

日高に脇抱えられドアに貼り付けられた俺

「何すんだよ!」

背中が熱い!

「先輩‥」

「バカっやめろ」

服捲り上げて胸弄んなっ

「くっ‥っ‥ハァ‥」

先輩‥今どんな顔してんのかな?

「んなっ!」

いきなりぐるっと身体を回転させられ日高の欲情した顔が浮かび上がる

「そんな目で見んなっ‥ンアッ」

胸弄んなって‥

「そんな目?どんな目?」

「自分で鏡見やがれ!どけっ!」


俺を包んでいた日高を振り払い俺は部屋に戻った

戻ったはいいものの
どうしたら‥

「先輩‥」

うわっ来た!

「シャワー浴びてくる」

俺はとっさに言ってしまった

言ってしまったのは仕方ない

俺は風呂場に向かった



《日高のやつ‥》


《あんな目しやがって‥》


そう思いながら浴槽にお湯をはる

お湯をはっている間にシャワーをする事にした

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