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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

「触るな…」

「おいで‥一緒に食べよう?」

ナンパ野郎が優しく俺の髪の毛触りながら言ってきた

コイツにこんな風に優しくされたの初めてかも‥

「相ちゃんの髪の毛サラサラだね♪気持ちいい(笑)」

「だから触るなって‥」

ナンパ野郎を見るとすげー優しい眼差しで俺を見ていた

「行こう?♪」

「わかったから離せって‥」

何か感が狂う‥

部屋から出るとカツサンドが出来上がっていた

「先輩早く♪食べようよ♪」

「あっああ‥」

トントン♪と俺の肩叩いて先に席に着いたナンパ野郎

「いただきます♪」

「ちょっと待て‥俺まだ席に‥」

日高が隣の椅子を引いてくれた

変なとこで気が利くコイツ

カフェオーレまで用意されていた

先輩を見たら笑顔になっていた

良かった‥

「そういえば何で鮫島までいるんだよ?モグモグ♪」

「行ったり来たり面倒くせーから(笑)それに」

チラッと俺を見た鮫島君

「食われちゃたまんねーからな(笑)」

「ぶほっ!」

橘さんがカツサンド吐き出した

「汚ねーだろナンパ野郎!」

「ごめんごめんっ鮫島君冗談キツイよっ」

日高と河辺はキッチンに布巾を取りに行った

「何の話だ鮫島?」

「鮫島君俺のカツサンドあげるよっ」

ナンパ野郎が慌てて皿にあるカツサンドを鮫島に渡した

「サンキュー♪」


「ナンパ野郎足りねーだろ?俺のやるよ‥」

「え‥」

食パン君が俺に自分の皿のカツサンドを指で摘んで渡してくれた

「なっちゃん優しい(笑)」

「違げーよっ朝から胸焼けすっからだよ!」

胸焼けって食ってたじゃん‥相変わらず素直じゃねーな相川(笑)



「忘れ物ないか?♪気をつけて行くんだぞ」
まるで幼稚園児の送り迎えみたいに見送られる俺達

「橘さん行ってきます♪」

「行ってくんな♪河辺行くぞ♪」

「うっうんっ先輩待って!行ってきます♪」
「‥‥‥‥」

食パン君が立ち止まった

「どうした?忘れ物か?」

背中向けたまま小さな声で

「行って‥きます‥」

「‥‥‥‥」

走り出した食パン君
行ってきます‥か‥クス

あっ返事するの忘れた

「さてと♪俺は掃除だな♪」

テーブルを片付け掃除に取りかかった時携帯が鳴った

「もしもし?」

『先生無事だったんですか!連絡してくださいよっ』

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