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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

すっかり忘れていた担当者に連絡する事を‥

「ごめんごめん(笑)」

『今朝のNewSで先生のアパート火事にあったって知って!うちのベストセラー作家なんですからねっ心配させないでください!』

後まだ何か言っていたけど耳が痛いから携帯離して聞いていた俺

『聞いてます!?』


「ああ。わかったから後で住所FAXしとくから」


『来週までに仕上げてくださいよっ!それと担当者変わ』

プチッ!ツーツーツー‥

うるさいから電話を切ってやった

来週?無理だぞ‥

俺は井川文芸社の梨花冬弥(ナシバナトウヤ)である



「鮫島先輩♪皆で同じ家から登校楽しいね♪僕嬉しいな(笑)」

「そっか?」

先輩は嬉しくないの?

チラチラ相川を見ると相川の背中が俺を呼んでいるように見えた
今いくからな♪

「鮫島先輩待ってっ」


「日高?俺返事してもらってない‥」

返事?

「何のって鮫島先輩!?」

相川の背中に乗っかった俺

「重いっ河辺いんだろ!お前考えろよ!」

「河辺の事は気にすんな(笑)」

「気にすんなってお前」

鮫島の横を見ると横にちゃっかり河辺が手を繋いでいた

「先輩‥俺も♪」

ぎゅっと握られそうになった俺の手

「やめろよっっ」

俺は日高の握ろうとしてきた手を払いのけてしまった

「河辺手冷たくなってる温めてやるからな」

「うん♪」

ぎゅっと河辺の手を握る鮫島がいた

「今日帰り手袋買いに行こう‥かな‥?」

日高君が自分の手をこすりながらそう言った

「手袋?いらないよね?先輩♪」

「河辺俺がいない時手冷たいぞ大丈夫か?(笑)」

「僕のそばには先輩いるでしょ(笑)」

日高の手も冷たいのかな…?

俺は手を日高に差し出した

え‥先輩‥?

「手冷たいんだろ?早くしろよっ」

「うん♪」

くそっかわいいなコイツっ
見た目とのギャップありすぎなんだよ

「じゃ先輩♪また昼な♪」

日高の温い手が離れて寒く感じる俺の手
ズボンにすぐ手を突っ込んだら鮫島が

「日高君の温もり感じてた?(笑)」

とか言うから俺はズボンから手を出した
「寒いだろ?入れとけよ(笑)」

鮫島が俺の手を掴んでズボンのポケットに手を入れた

「抜けよ…」

「何を?」

「何をってお前の手だろ!」

「減るもんじゃねーんだしいいじゃん」

よくねーよ…

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