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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

日高に肩組まれて屋上を後にした俺達

「自力で脱出って何の事だ?鮫島?」

河辺を抱き寄せたまま先に階段を降りていた鮫島が振り返らずに言った

「サバイバルゲーム(笑)」

サバイバルゲーム?

「俺先輩とだったらずーっとサバイバルゲームしていたいな♪(笑)」

「俺も」

え‥鮫島先輩が俺の肩組んだ手に力を入れてそう言った

「そんなに楽しいのか?そのゲーム‥」

不思議そうな目をして俺を見上げた先輩

「先輩もしてみたい?(笑)」

「面白いならしてみたいかもな‥」

面白くはないよ‥
どっちかって言うと恥ずかしいかな?(笑)




「くそっアイツ鬼だろ!お前ゆっくり後ろ歩きしろよ…せーの1‥2‥1‥2‥」

歩けば歩くほど子擦れ合う俺達のモノ

「ヤバイッ俺お前で出そうっ」

「おい!お前俺のでイクとかやめろよ!気持ち悪いっ」

ヌルッヌル

「お前しゃべったら振動がくるから!あっイク!」

「やめろってイクな!」

最悪な脱出ゲームをさせられる事になった俺達


「お前気持ち悪いんだよっ早く!もういいだろ!?」

「あっヤバイまたイキそう‥っ」

「ふざけんなっ!息荒げんなバカか?よせイクな‥っああああぁっ」





「今日はもう疲れたからこのまま帰ろうぜ…」

鮫島先輩はずっと俺を抱き寄せていた

「俺達も帰ろうか?先輩♪」

帰ろうかって鞄は?

「鞄‥」

ってまぁいいか‥
前の2人幸せそうだし‥

先輩が俺に肩組まれて大人しく微笑んでいた

「先輩‥」

「何…日高‥っ‥」

前を歩く2人に隠れて後ろでキスをした
俺達は俺達で幸せだな‥日高










ざわざわ ざわざわ
井川文芸社内はいつもながら殺気立っていた

「あっ梨花先生からFAXがきた!新しい住所わかったんで他の先生の原稿取りに行くついでに挨拶行ってきます♪」

僕はFAXを手に持ち走って社内を飛び出した

「近藤!梨花先生は挨拶行っても‥ってもういないか(苦笑)」

梨花先生は挨拶行っても追い返されるだけだぞ‥

何て言ったって変わった人だからな‥




「なぁ?ファミレス寄ってかね?俺腹減った‥」
先輩がお腹押さえてずっと離れて前を歩く2人に話しかけた

「聞いてんのかよ!そこの2人!?」

「聞こえないと思うよ?いいじゃん俺達は俺達で♪」

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