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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

「先輩待って‥」

「なんだよっ皆待って‥んっうっ」

日高から優しい甘いキスが降ってきた

「バッ‥バカ」

真っ赤な顔した先輩が口に手を当てた

「ご褒美(笑)」

「ごっご褒美って子供扱いすんなっ」

「ほら行くよ♪」

頭ポンポン♪と叩かれる俺

「だから子供扱いすんなって!」

ギャーギャー騒がしく部屋から出てきた相川と日高君

「遅せーよっ何してたんだよ?」

何してたって‥

「鮫島っお前には関係ねーだろ!?」

関係ねーだと?

「人待たしといてよく言えるな!どの口だ?あー?」

鮫島が俺のほっぺたをつねろうとした

「鮫島先輩‥」


河辺が鮫島のつねろうとした手を掴んできた

俺は兄さんが可哀想に思えたんだ

「わかったよ‥」

え‥鮫島がつねるのを止めた?


河辺を見たら俺に笑顔を向けた

つねるのもダメなのか?

どこまでのスキンシップなら河辺は不安じゃないんだろうか‥

そんな事を考えながら俺は家を出た



「さぁ♪着いたぞ♪」

煌びやかなネオンがギンギラついた回転寿司屋

「ここ本当に寿司屋かよ?」

「openしたばっかだから派手なんじゃないかな?♪」

ナンパ野郎は新しく出来た店には何故か詳しい

「先輩行くよ♪」

日高が鮫島達の真似をして俺に腕を絡ませてきた

「バカやめろよっ」

「迷子になるから(笑)」

迷子って‥寿司屋で迷子とか聞いた事ねーぞ

「だから子供扱いすんなって」

ギャーギャーうるさいなったく

「ここでキスされたい?」

キス!?

「ふざけんなっ」

「じゃ大人しく俺に引っ張られてなよ♪」

う‥‥

店内に入ると店員さんが案内してくれ席に座った俺達

目の前には小さな川のような水場があった

「何だ?」

中を覗いても魚はいなかった

「先輩何頼む?」

「何頼むって回転寿司だろ?回ってるの取ればいいじゃん(笑)」

先輩が回ってる寿司を取った時

「うわ~♪ママ船でお寿司がきたよ~♪」

小さな男の子の声が聞こえた

船で寿司がくる?

俺もしてみたい♪


日高と目が合ったら日高が俺の取った寿司を自分の前に置いた

「先輩頼みなよ(笑)」

「いいよっそれ食ってから頼むし‥」

「握ってもらった方が新鮮で美味しいって!」

「いいって貸せよっ」

「頼みなってっ」

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