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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

日高君達の部屋をノックした

コンコン♪

しーんと静まり返った部屋の中

寝たのか?

日高を待っていたら眠ってしまった俺

ガチャガチャ!

ドアノブを回すと鍵がかかっていた

「何で鍵なんか‥」


俺は日高君の元に戻り眠る日高君の肩を叩いた

「風邪ひくぞ?」

「う~‥ん‥先‥輩ごめ‥ね…」

夢の中で謝る日高君…

「ほら‥俺のベッドで寝なさい‥」

「‥先‥輩‥」

「俺は先輩じゃないから…ほら!立ってっ」

伸びた腕を俺の首にかけて起こそうも眠ったまま動かない

仕方ない‥

「よっこいしょ♪重っ」

日高君を抱きかかえて自分の部屋のベッドに寝かせる事にした
「‥‥ス~‥」

「おやすみ‥」

俺はまた机に向かい原稿を書き始めた







「ん‥~日‥高‥」

ぼふ♪ぼふ♪

いつも日高を抱きしめる腕がスカッた


「‥日高‥‥どこ?」

俺は寂しくなってベッドから降りて部屋のドアノブをまわした

鍵?
鍵がかかっていた

あ‥俺怒りに任せて鍵かけてしまったんだっけ‥

日高入れなかったよな‥

部屋の扉を開けて部屋から出ると日高の姿はどこにもなくて
ただ隣のナンパ野郎の部屋の扉から光が漏れていた

そーっと扉を覗くとナンパ野郎が机に向かって何かしている

「日高‥知らない?」

カリ‥カリカリカリ‥カリカ‥

「なー?日高知らないかって?」


カリカリカリ‥カリカリカリ‥カリ

無視すんな!

バーンッ!
扉をおもっくそ開けた俺

「日高知らねーかって聞いてんだろ!」

ナンパ野郎がこっちに向かって歩いてきた
バシッ!!

「痛っ!」

頭をおもっくそ叩かれた俺

「しーっデカイ声出すな4時だぞ!」

4時‥?

「日高知らない?」

「君ね…謝るのが先じゃない?」

「‥ごめ‥なさい‥日高どこにいるか知らない?」

あの食パン君が素直に謝った
しかも、いつもみたいに憎たらしくなくて可愛く言うから動揺した俺

「え‥あ‥奥の部屋で眠って‥って待ちなさい!」

俺の間からすり抜けて勝手に奥の部屋に入って行った




「日高‥ごめんな‥一緒に寝よう?」

手を握るも完全に眠ってしまって反応がない

「日高‥起きて?‥一緒に向こうで寝よう?」

日高の肩を揺するも起きないコイツ

起きてってか起きろよ!

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