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俺は自分の部屋に戻って鍵をかけ日高君の洋室の扉を開けた


｢どうゆう意味だよ‥｣

俺はﾅﾝﾊﾟ野郎の言った言葉がﾓﾔﾓﾔ胸に引っかかってﾍﾞｯﾄﾞでずっと考えていた







｢日高君‥｣

ﾍﾞｯﾄﾞの前に屈んで優しく目にかかった前髪をかきあげてあげた時

｢‥‥先‥‥輩‥｣

小さくそう言って日高君の腕が俺の首筋にまわった

｢君の先輩は君がどうなってもいいみたいだよ‥｣






ﾅﾝﾊﾟ野郎の部屋には日高が眠っているよな…


日高はﾅﾝﾊﾟ野郎に懐いている‥

好きにさせてもらうから後で後悔して泣くなよ？

って‥‥ちょっと待て!

ありえないとは思うけどまさかだとは思うけど！

俺はﾍﾞｯﾄﾞから飛び降りてﾅﾝﾊﾟ野郎の部屋に向かった



俺がゆっくり目を覚ますと橘さんがﾍﾞｯﾄﾞに入っていた

｢橘さん!?何して‥っんぐう｣

口を手で抑えられた俺

｢俺がいいって言ったら叫んでね｣

はぁ？叫んでねって意味がわからないんだけど

ガチャガチャ！
ガチャガチャ！

俺がﾅﾝﾊﾟ野郎の部屋のﾄﾞｱﾉﾌﾞを回すと

鍵?!
何で鍵なんかかかって‥


｢いいよ｣

何がいいよなんだ？
｢嫌だー‥｣

｢日高君本気で叫ばないと意味がないんだけど(苦笑)｣

｢本気って言われても急に出来ないし‥｣

橘さんの手が俺のｽﾞﾎﾞﾝの腰部分に触れた

｢嫌だっ!!やめっ橘さん!?!｣

｢その調子日高君もっと声出して｣

声出してって‥


｢嫌‥だ‥橘さん｣

ゆっくりゆっくりｽﾞﾎﾞﾝが下ろされていく
嫌‥

嫌だ‥

『嫌だーー!!』


日高の叫び声が聞こえた

まさかと思っていた事が現実になっている!?

｢日高?！ここ開けろよ！ﾅﾝﾊﾟ野郎！｣

ガチャガチャ！
ガチャガチャ！

ドンドン！

ﾄﾞｱﾉﾌﾞをまわしても扉を叩いても日高の声しか聞こえてこなくて中で何してるのかわからない俺


ドンドン！

｢開けろって‥くそっ！｣

俺は日高君のｽﾞﾎﾞﾝを元に戻し扉の前に行くからねって伝えた
｢おい!!開けろって‥｣

『嫌っ橘さん』

『感じる?日高君‥こことか‥』

『どこ触ってｸｽぐったいからやめ(笑)』
笑っちゃﾀﾞﾒだろっ

『じゃ‥これは?』

『ふぅあん嫌っやめっ！橘さんっ!!!』

耳朶を甘噛みされて甘い声が出してしまった俺