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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

マンションを出たもののどこに行こう‥

迅に電話?

いや‥アイツの家は何かと面倒な事が起こりそうだし‥

亮太?門崎?
2人は付き合ってて門崎に‥けど亮太はまだ俺の事を‥
はぁやめた

人に頼ってばかりじゃダメだな…

真夜中の寒風が身に染みる暗い外道

俺が素直に謝っていれば今頃先輩と温いお風呂に入った後カフェオーレ飲んで抱き合って眠っていたはずなのに‥

冷たい風が吹く中トボトボ歩いていると

クゥン‥クゥン‥

声がした

「何だ?」

声がする場所に行ってみると段ボール?
中を覗いて見ると一匹の汚れた子犬が捨てられていた

「お前も一人ぼっちか‥寒いだろ?」

俺は子犬をダウンジャケットのファスナーを開けて懐に子犬を入れた

暖かい子犬

腹減ってんのか‥

コンビニ行ったらドッグ缶とかあるかな?



「いらっしゃいませ~♪」

レジの前を通った時鳴いた子犬

「お客様ペットの持ち込みはご遠慮ください!」

仕方なくまた外に出て言葉も通じないまだ出会ったばかりの子犬に待つように伝えコンビニに入った俺

「すみません?ドッグ缶ありますか?」

「ドッグ缶?」

「なければドッグフードでもいいんですけど」

店員さんが探してくれたけど店頭にはなくてスタッフルームに入って探してくれた店員さん

しばらくしてドッグフードがありました♪と出てきた店員さん


ドッグフードとついでに俺のパンを買って店の外に出たら



クゥン‥クゥン‥

ちゃんと待っていた子犬

「お前偉いな~♪おいで♪」

ダウンジャケットの胸元を広げたら飛び込んできた子犬

俺に懐いてもまた捨てられるんだぞ‥

ドッグフードとパンを持って近くの公園のベンチに腰掛けドッグフードを手の平に出してダウンジャケットの胸元に当てたら食べ出した子犬
お腹空いてたんだな‥
いっぱいあるから沢山食べな

「お前かわいいな‥」

ドッグフードを食べながら俺の手の平をペロペロ舐める

先輩‥ふと先輩の事を思い出した俺‥

クゥン‥?

子犬が胸元から這い上がってきてほっぺたをペロペロ舐めだした

え?


コイツ人の気持ちわかるのか?

「大丈夫だからお前は食べな?ほら♪」

子犬に慰められてちゃ世話ないな俺‥

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