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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

「一樹さんついてるな♪兄弟に見つけられて(笑)」

「ついてるって?」

笑いながらタオルに石鹸こすりつける鴨倉さん

「まぁ詳しくは後で秀一に聞くといい♪ワンコの名前は?」

あっまだ決めてなかった

汚れた身体を洗い流してやったら真っ白な銀色がかった毛をしていた子犬

暗くてよく見えなかった目もくりくりしててかわいかった

綺麗でかわいい…

あっそうだ!

「白先輩です!」

「先輩?あはは(笑)変わった名前だな(笑)明日色々な物買いに連れてってやる!白先輩宜しくな♪」

さっき吠えられたのに白先輩に手を差し出した鴨倉さん

普通はまた手出さないよな…

クウン?
首を傾げる白先輩

「白先輩♪明日一緒にお買い物行こうって♪良かったな?」

すると白先輩が鴨倉さんの差し出した手をペロっと舐めた

「お♪お前は賢いな~♪偉いぞ!下の者に見せてやりてーな(笑)」

下の者って?

「あの‥頭とか兄弟とか下の者って?」

ん?って顔した鴨倉さん

「ここは関東を陣取る沢木組の屋敷の中だ♪安心しろ(笑)」

沢木組ってヤクザ‥!!

「ところで一樹さん?その脇腹の傷はどうした?」

え‥?

「あっこれは別にっあはは‥」

恋愛絡みで刺されたとか言えねーし
亮太に万が一の事があっても大変だ

「まぁ人生色々あるわなっと♪早く洗って湯船浸かれよ♪」

「あっはい!」

白先輩を洗って俺も身体洗って湯船に浸かった俺


鴨倉さんが白先輩にはずっとシャワーを当てといてやったらいいからって言ってシャワーにじっとして当たっている白先輩

そんな白先輩を湯船から見ていた俺

白先輩気持ち良さそうな顔してる(笑)

鴨倉さんも湯船に入ってきた

広い檜で出来たお風呂は格別だった

「ふー♪‥先上がりますね?」

「俺も上がるとするか♪」

一緒にお風呂から出たら鴨倉さんが一つの部屋に案内してくれた

ガラッと開いた部屋の襖

和室の真ん中に重そうな木の机があっておじいさん?と小野寺さんが座っていた

「オジキ先風呂いただきました。後日高さん連れて来ましたので俺は失礼します‥また明日な♪」

俺の肩をポンポン♪と叩いて襖を閉めた鴨倉さん


「座りなさい♪」

ニコっと笑ったおじいさん
小野寺さんが自分の隣に座るように隣の座布団を手でポンポンと叩いた

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