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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

「小野寺さん‥」

そんな中俺は小野寺さんを呼んだ

「何だ?」

「ここまでしてもらったら俺帰れなくなる」

帰れなくなる?

「お前帰る家あるのか?」

コクリと頷いた一樹

「その時はその時だ。気にするな」

「けど!」

俺の頭を優しくポンポン♪と初めて叩いてきた小野寺さん

「髪型‥似合ってるぞ」

え‥


「小野寺さ‥」

俺からスッと離れた小野寺さん

鴨倉さんが呼んでいた

「白先輩の買い物も終わったから飯でも行くか?♪」

鴨倉さんが白先輩を俺に返してくれた

白先輩は終始ずっとしっぽを振って笑っているように見えた

良かったな…お前今幸せだろ?

車に乗り込んだらまた走り出した車

「少し窓開けてもいいですか?」

「聞かなくても開けたらいいからな(笑)」

鴨倉さんが返事をしてくれたから窓を開けた時信号が赤になったから止まった車




俺達は家を出て繁華街の交差点で信号待ちをしていた青になった信号

「鮫島先輩待って!ハァ‥」

「早く来い!信号変わってしまうだろっハァ‥」

相川と橘さん歩くの早えーよっ
ちょっとは俺達の事考えろよっ

すげー長い歩道もっと考えて作れよな!

「河辺早くっハァ‥」


「ハァ‥"せ‥んぱいっ!"ハァ‥」

ワン♪ワン♪ワン♪

白先輩が車の窓から顔を出して吠えだした

「どうした白先輩?繁華街初めてで興奮してんのかな?(笑)よしよし♪」

信号が青になって走り出した車

「鮫島君河辺君大丈夫か?」

「橘さん歩くの早えーよっハァ‥ハァ‥」

「ギリギリだったねハァ‥」


「‥‥高?待っ‥て‥」

え‥‥‥

相川が赤信号を渡ろうとした

「お前危ないだろ!バカか!!死ぬ気かよ!!」

鮫島達を見ていたら後ろをゆっくり通り過ぎて行った車の後部座席に座っていた男が日高に見えた俺

けど‥髪型は違っていて子犬を抱いていた

真っ黒なBenzの後部座席に乗った青年は確かに日高に似た青年だった


「なっちゃん?行くぞ?大丈夫か?」


「え‥‥あ‥ああ‥」

いや‥でも、きっと俺の見間違いだろう

日高‥お前今どこにいるんだよ?

すげー逢いてーよ‥

お前の携帯充電切れてんの気づけよバカ野郎!

連絡つかねーだろ!?
‥声が聞ききてーよ
日高逢いてーよ!

俺‥日高お前がいねーとダメなんだ‥

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