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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

しばらくして鴨倉さんの携帯が鳴った

「あー俺だけど‥ああ。わかった行くから‥」

携帯を切った後小野寺さんに何やら耳打ちした鴨倉さん

行くってどこかに行くのかな鴨倉さん?

「‥けどな‥」

「一樹さん♪夜一緒に行こうな♪秀一も一緒だからさ」

え!?俺?小野寺さんも一緒って?

「勝手に決めるな!」

小野寺さんがいきなり怒った

「水くさい事言うな。秀一」

ったく一度言い出したら聞かないヤツだお前は‥

「一樹どうする?」

どうすると言われても‥

「どこ行くんですか?」

「社会見学(笑)行くだろ?」

社会見学?

「あ‥‥はい‥」

どこに連れて行ってくれるんだろ?

まぁ色んな場所連れて行ってやろうとは思っていたからな…
一樹の緊張もほぐれるだろうし‥












 
「なっちゃん食わねーのか?」

コーヒーを一口飲んだきりぼーっとずっと窓の外ばかり見ている相川

日高‥今何考えてる?

どこで何してるんだ?

距離を置くっていつまで‥

俺は‥

「なっちゃん?おい!聞いてんのか!?」

「‥‥‥」

また無視かよっ

「お前な!」

俺がテーブルを叩こうとしたら
橘さんが俺の方を向いてまた相川の方を向いた時相川の肩に手を置いた

「相ちゃん?食べないの?」

「え‥あっああ。」

ゆっくり玉子サンドを一つ持って一口パクッと口にしてから動かない口と手

「ダメだこりゃ‥玉子サンド食うのに丸一日かかるぜ‥」

やれやれ‥


橘さんが相川の玉子サンドを独断で持って帰る事を選択した

「さぁ帰るか‥相ちゃん帰るよ?」

帰る?

「帰るって日高まだ見つかってねーじゃん!?」

相川が立ち上がった
ふーっと深い呼吸をした橘さん

「数時間しか寝てないから皆疲れてるだろ?今日は帰ろう?明日逢えるかも知れないし」

「そうだ!なっちゃん?明日逢えるかも!いや逢える!必ず逢えるからな?」

必ず逢える‥?

必ず逢えるなんて保証はどこにもないけれど逢えるかも知れないと思ったら急に元気がわいてきた

「明日逢える‥?明日‥」

「そうだよ♪なつ兄♪今日は帰ろう?」

日高明日逢ったら覚悟しとけよ!

お前を‥




















この腕で力いっぱい抱きしめてやるからなっ!

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