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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

仕方ねーな‥

俺が相川を呼びに行こうとしたら河辺が席を立った

「僕が行ってくるよ♪」

あっこうゆう事か?
河辺が不安がる要素は

コンコン♪

「なつ兄入るよ‥」

部屋に入るとベッドの中で布団を頭までかぶっていた兄さん

「どうしたの?」

そっとベッドまで近寄って声をかけた

「河辺か‥?」

背を向けたまま返事をした兄さん

「皆向こうで待ってるよ」

「河辺‥お前は鮫島と喧嘩しないのか?」

え‥

「するよ?この間もしたし‥けどすぐ仲直りしたよ♪」

すぐ?どうやって?

「僕ね‥なつ兄にヤキモチ妬いていたんだ‥」

「ヤキモチ?お前まさか日高の事」

ガバッと布団をめくってこっちを向いた兄さん

「違うよっ鮫島先輩となつ兄をだよ(笑)」

俺と鮫島?

「何で?」

何でって‥やっぱり2人にしかわからない絆があるからわからないんだ

「初めは背中に乗っかる鮫島先輩を見てるのが嫌だった。けど僕は別に鮫島先輩が僕の事ほったらかしにしないならいいやって思ったんだ‥それになつ兄は日高先輩じゃないとダメなんでしょう?」

「‥‥‥‥」

答えなくてもわかるよ兄さん

兄さんは日高先輩じゃないと無理なんだ逆もそう

「‥俺は日高が好きなんだ‥けど‥いつもうまくいかなくてどうすればいいかわからねー‥」

こんな兄さん初めて見た

「お互いが似た者同士だからじゃない?」

似た者同士?

「僕と鮫島先輩が喧嘩した時は鮫島先輩が優しく僕を包んでくれる。だからうまくいってると思うよ?日高先輩が本当に大切ならもう少しだけ素直になって歩み寄らないとだね♪さっ行こう♪」

「ちょっ引っ張んなっ」

素直になって歩み寄る?

俺が歩み寄れば日高と河辺達みたいに仲良くいられるのか?
素直になって‥

「簡単に言うけど
素直になる事が俺にとったらすごく勇気のいる事なんだ‥」

部屋の扉を開ける前にそう言った兄さん
「難しく考えるから出せないんだよ。今出さないでいつ出すの?後悔したくないんでしょう」

真剣に俺の悩みを聞いてくれる弟

「わかってる。わかってるけど‥」

ポン♪と肩を叩かれた俺

「なつ兄は出来てるよ♪自分じゃわかってないと思うけど今も素直だよなつ兄は(笑)」

俺が素直?

「大切だと思うなら自然に気持ちに出るから♪大丈夫!」

自然に気持ちに出るか‥

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