テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

― 屋敷内では ―

俺はゆっくり目を開けた

小野寺さんの顔が目と鼻の先にあって驚いた!

「うわっ!」

ん~‥一樹‥起きたのか‥?

「目‥覚ましたのか?」

覚ましたのかって何で

布団の中を見たらちゃんと服を着ていた

「安心しろ‥」

「安心しろって‥」

行為したか確認した事を悟られて赤くなる俺の顔

ってか小野寺さん男抱いた事あんのか?

そうじゃないとそんな言葉出てこないよな

小野寺さんがゆっくり布団から起き上がった

「風呂入って来い」

風呂?

俺が不思議な顔をしていると

「夜出かけるの忘れたのか?」

あっそうだった

けど‥

「どこに行くんですか‥?」

「‥風呂‥入って来い‥」

そう言って部屋から出てしまった小野寺さん

どこに行くんだろ‥
「白先輩は寝ててな‥」

お風呂の用意をして風呂場に向かう途中ブッブー♪玄関のチャイムが鳴った

「は~い♪」

バタバタ走って玄関の戸を開けた俺

「小包です♪サインお願いします♪」

小包?サイン?

俺のサインでいいのかな?

サインをしようとしたら慌てて走ってきた知らない屋敷内の人

「日高さんは中に入っててくだせー!」

「え‥けど‥」

いいから!って感じで俺の前に立った人
小包にまず耳を当てて送り状を見たら大丈夫だな!と言ってサインした人

「ありがとうございました♪」


「何かあっては頭にどんな顔をすればっこうゆう事は下のアッシらがしますんで‥」

そう言って俺にお辞儀してどっかに行ってしまった知らない人

「今のは高場って言ってのぉ。秀一の子分じゃ」

廊下を歩いていると日高さんが宅配便を受け取ろうとしていたのを一部始終見ていたワシ

「おじいさん?じゃないっ組長さん?ごめんなさい!」

「わっはっは♪おじいさんで構わんよ(笑)今から風呂かえ?湯冷めせんようにのぉ♪」

優しいおじいさん

「あの‥」

「ん?何じゃ?」

腰の後ろで手を組んで笑顔を向けてくれたおじいさん

「いえ‥ありがとうございます!」

俺は深々お辞儀した
秀一が連れて来ただけあってなかなか腰が据わっておる‥

おじいさんと別れて風呂に入った俺

チャプン‥♪

「はぁ」

耳ぐらいまで湯船に浸かるとぶくぶくぶくー♪

口から泡が出た

先輩よくしてたっけ

「‥先輩‥何してるんだろ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ