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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

距離を置くと言ったものの答えらしい答えは見つからず

何度も先輩の夢を見た

先輩は何を考え誰と笑い何の夢を見ていますか?

ちゃんと俺の事考えてくれていますか?






湯船から出て身体を洗おうとした時風呂場の扉が開いた

「一樹さん♪?」

「かっ鴨倉さん!?」

慌てて湯船に浸かりなおした俺

「どうしたんですかっ??」


慌てて湯船に浸かっちゃってさ‥別に男同士だろ?恥ずかしがるなよ(笑)


「いい物が届いたから部屋に置いとくから上がったら見てみな♪」

「え?あっ鴨倉さん!?」

ピシゃッと閉まった風呂の扉

何だろ?

秀一どうせ部屋行くんだろ?自分で言えよ‥

風呂から上がって部屋に入るとさっきの小包が置いてあった

「何だろ?」

小包を開けて見ると首輪?

水色の首輪に丸い透明のボタンみたいな物が幾つもついて前にはロケットペンダント?みたいな物がぶら下がっていた

「わーっすごい♪!白先輩じっとしててな♪」

眠る白先輩の首に首輪を着けてあげた

「気に入ったか?」

小野寺さんが部屋に入ってきた

「ありがとうございます♪高かったんじゃないんですか?」

俺の前にアグラを組んで座った小野寺さんが白先輩の頭を優しく撫でてくれた

「いや気にするな‥」

お前が大切にしている犬だろ

お前が大切にしている物は家族同然だ

迷子になってもGPS機能搭載した首輪だ自動で灯りも点灯するから安心しろ

「入力したか?」


「え?何をですか?」

首輪の入っていた袋の中を確認すると入ったままになっていたGPS登録の暗証番号が書かれた紙

「これを登録しないと意味がないだろ?携帯貸せ」

携帯?何するんだろ?

携帯を渡した俺

「何の為の携帯だ‥」

「ん?何のって?」

電源が入っていなかった携帯

「あっ」

小野寺さんを見たらため息つかれてしまった

「‥あっじゃないだろったく‥」

急いで充電器に差し込んだ俺

「後でここにアクセスして暗証番号を登録しておけ。それと俺の携帯番号教えるから」

「アクセス?携帯番号?」


「犬が迷子になった時ここで確認できるんだ。何かあったら俺に連絡しろ‥わかったな?」

GPS機能付き?!

「はい!あっ今電源入りました♪」


「言うぞ090」

「あっちょっと待ってくださいっ」

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