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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

ホストクラブに着いた車

すごいな‥美形ばっか揃ってる

俺はホスト一覧の灯りのついたパネルを見ていた

No1ホストアキラ
No2輝
No3隼人

へー‥

「一樹何してる?早く来い」

「あっはい!」

店内に入ると2階に案内された

「ここは‥VIPルーム‥?」

光沢のある革張りの黒いソファが硝子テーブルを挟んで向かい合わせに並んでいてふかふかの白い毛並みのいかにも高そうな物がかけられていた

「当たり前だ。一樹座れ」

背もたれに腕をまわした小野寺さんの横に座るように言われた俺

「失礼‥します」

「お前と俺の仲だ遠慮するな」

俺とお前の仲って‥
どんな仲だよ?

「いらっしゃいませ小野寺様鴨倉様」

何も頼んでいないのにグラスとワインとおつまみが運ばれきた

グラスに注いでくれた小野寺さん

「飲め」

「あっはい‥」

グビッ‥

「おっ美味しい!♪」

「そっか良かった」

今小野寺さんが笑ったように感じた

「小野寺さ~ん♪来てくれたんだね♪あれ?隣の人は?」

あっこの人?!

「‥俺には挨拶なしか?」

ブスッとした鴨倉さん

「あっごめんごめん(笑)鴨倉さん♪」

「ごめんごめんって俺はお前の友達か!?ったく‥圭太ちゃんと稼いでいるか?」

No2ホストの輝さんだ!
けど圭太って?

「あの‥何で圭太なんですか?輝さんじゃ‥」

一樹さん源氏名の事知らないのか?

「輝は源氏名で本名は五十嵐圭太。」

「宜しくね♪」

鴨倉さんの横に座った圭太さん

けどチラッと小野寺さんのソファの背もたれにまわした腕を見たような‥

「紹介してよ♪君カッコイイね♪」

足を組んでワインを一口飲んだ小野寺さん

「彼は日高一樹君。真面目ないい男だ」

「何それ~?面白くなーい!」

鴨倉さんにもたれかかりながら笑った圭太さん

「お前とは違うって事だよ圭太(笑)なんせお前は」

言うなと秀一が俺を見た

圭太にもプライドがあるだろ?

「はいはい。どうせ俺はここで一生働く身ですから!性に合ってるし(笑)」

「一生働く身ってお前が返しては借りるからいけないんだろ!?」

甚一!!

「返しては借りるって‥」

「ふー。圭太は借金を過多にここで働かされている。たまにこうして様子を見に来てるんだ」

へー小野寺さんって優しいんじゃん

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