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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

「小野寺さんが来てくれる日は俺の売り上げが上がるから本当助かるよ♪」

へー売り上げ協力してるんだ‥

ぶっきらぼうだけど人情のある暖かさをちゃんと持ってる人なんだ

「俺は様子を見に来ているだけだ」

「ふーん?あっシャンパンタワーしない♪一樹さんと俺の出会いを祝して♪」


「圭太!一樹に対して馴れ馴れしいぞ!」

小野寺さんが怒った?

「いいじゃん別に?シャンパンタワー入ります♪」
そう言って圭太さんは一階に降りて行った

「シャンパンタワーって何ですか?」

俺は小野寺さんに聞いた

「そこから下を覗いてみな♪」

鴨倉さんが答えてくれた

今から何かが始まるんだ?

続々と他のホスト達が一階の2階の俺達から見える位置に集まってきて

テーブルにシャンパングラスがタワー状に積み重ねられていく

シャンパンを手に持ったホスト達

「シャンパンタワーいただきます♪ありがとうございます小野寺様鴨倉様」

圭太さんが2階に向かって一列をしたかと思うといきなりマイクを持って歌い出した違うホストの人

「今夜も最高だ♪『ハイ♪』最高だ♪『ハイ♪』最高だ♪『ハイ♪』」

圭太さんが先頭をきってかけ声と共にシャンパンタワーのてっぺんにあるグラスになみなみと注ぎ始めた

「シャンパンタワーありがとうございま~す♪今夜も盛り上がるぞー!♪『わー♪』『わー♪』」

パチパチパチと拍手するとシャンパングラスが他のお客さん達に配られていく

「俺初めて見た!わーすごいな綺麗♪」

圭太さんが戻ってきてシャンパングラスを俺達にも運んでくれたホストの人が一列して去って行った

「圭太?売り上げはどれぐらいなんだ」

鴨倉さんが話し出した

「月始めだけどもう100万はいってるよ♪俺もおかげ様でNo2まで登り詰めたし♪」

「100万ですか!?」


「一樹さんもどう?一樹さんならすぐアキラさんを追い越すかもね(笑)」

ニコっと笑った圭太さん

そう簡単に追い越せるはずないじゃん‥クス

月100万か‥
いつまでも河辺のマンションで皆一緒って訳にもいかないしな‥

古ぼけたあのアパートの時は部屋に鍵なんてなかったから喧嘩した時でも仲直りできたんだ

お金貯めて引っ越そう!

そして俺はある事を同時に決意した

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