テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

「けど‥」

周りを見たら小野寺さんも鴨倉さんもいなかった

「一人じゃ無理でしょう?ほら?」

手すりによりかかった俺の脇に腕通してゆっくり歩いてくれる圭太さん

「すみません‥」

「何言ってんの?あれだけ飲んでまだ理性保ってる方がすごいよ‥一緒に働かない?」

一緒に働いたら小野寺さんが来てくれる回数増えるだろうし(笑)

「一緒に‥?けどホストは‥」

「ウェイターすれば?時給制だし♪」

「ウェイター?時給‥いくらですか?」

いくらだったっけ?

「名刺入れとくから店長に直接聞くといいよ」

俺の胸ポケットに名刺を入れてくれた圭太さん

「一樹さん♪車来たぞ♪」

鴨倉さんが手招きしていた

「圭太さんありがとうございました‥後は一人で歩けますから」

そう?ふーん‥

後部座席のドアを開けてもらったら小野寺さんが座っていて白先輩がしっぽ振って待っていた

「白先輩来たの?おいで♪」

しっぽは振るものの来ない白先輩

「どうしたの?おいで?」

抱き寄せようとしたら身体を硬直させて動かない

「おいでって‥」

引きずり出したら顔を背けた白先輩

「あっお酒臭いのか?(笑)ごめんごめん」

シートに戻してあげたら小野寺さんの足元に座った白先輩

「一樹さん早く乗ってくれねーかな(笑)」

あっそうだった!

小野寺さんの横に俺
俺の横に鴨倉さんが乗ってドアを閉めたら圭太さんが耳の横で人差し指と小指を立てて『電話』とサインを俺に送ってきた

「また来てやるから‥じゃな♪頑張って稼げよ(笑)」

一樹さんに店長に電話するんだよって合図したのに鴨倉さんがまた来てやるからって言ってきた

まぁ俺は助かるけど♪(笑)

「ありがとうございました~♪」

ブロロ~ン♪

走り出した車

ピカリピカリと黄色や赤や白に首輪が光っている事に気づいた俺

「Xmasツリーみたい♪」

一樹が首輪見てXmasツリー見たいと言った

「見たいのか?Xmasツリー」

えっ?

「あっ違うよ(笑)白先輩の首輪がXmasツリーみたいだな~って♪」

あどけない笑顔で笑った一樹

Xmasか‥

もっと笑え‥

楽しい事だけ考えろ


「ふー♪さっぱりした‥」

風呂から上がってリビングに行くと鮫島と河辺がいなかったから2人の部屋の扉を開けた俺

なんじゃこりゃ?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ