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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第34章 白先輩と俺と小野寺さんに鴨倉さん

家具やら何から何まで部屋中ピンク色で染まっていて天井から吊り下がったレースの中にベッドがあって‥

2人が寝ていた

「ぷっ‥ぷぷぷっがは」

おっといけねー!大声で笑うとこだった
そーっと扉を閉めた俺

どう考えたって鮫島に似合わねーだろ(爆)

笑いをこらえながらナンパ野郎に風呂上がった事を伝えようとナンパ野郎の部屋の扉を開けたらいなかった

椅子が扉に向かって引かれてあったからさっきまでいた感じだった

そういえばナンパ野郎机に向かって何してたんだろ?

勝手に部屋の中に入って机の上を見た俺
原稿用紙?

なになに?

『拓也が優しく淳の肩を抱いた‥
「震えなくていいから」
抱きしめられると温もりが伝わって‥』
って‥

これはまさかのボーイズlove!?

それから!?
続きが気になった俺

『「嫌だ‥恥ずかしいよ‥」
「恥ずかしがる事なんてないだろ?」
顔を赤く染めた淳に甘い口づけをした
「んっんうっ」
甘い吐息が漏れはじめ‥』

ゴクッ‥

コンコン♪

「っ!?」

いいところで扉をノックする音がした

「何してるんだ?」

びくっ!

「えっあっ」

トイレから帰ってきてコーヒーを入れてから部屋に戻ると食パン君が勝手に部屋に入っていた

「それ‥読んだのか?」

えっ?

マズイ?!

逃げようとした食パン君

「待ちなさい!」

「離せよっ」

腕を掴まれてしまった俺

「梨花冬弥は俺だ」

「えっ!!!?」

え‥えっえええ!!!

う‥そ‥だろ‥?

掴まれた手がじんじん熱く熱を帯びていく

「俺が小説家だと言う事を隠していた訳じゃないが言う必要もないかと思って‥けどバレてしまったみたいだね‥」

ナンパ野郎が梨花先生!!?

「いつも読んでくれてるのか?俺の本?」

熱い‥掴まれた手が焼けるように熱い‥

「うっうん‥大好きだから‥」

大好きって‥可愛く言うなドキドキするだろっ

「ありがとうな」

パッと離された手

大好きな梨花先生に握られた手首が熱く疼く

ナンパ野郎が梨花先生?って事は‥

俺すげー失礼な事ばっかしてきてしまったような

いや!!失礼な事ばっかしてきた

それに‥色々な事が一気に思い出されて汗が滲んでくる

風呂一緒に入ったよな…

裸見たし‥見られた!?

ドキドキが止まらない

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