
。+゚僕は君に恋をした。+゚
第35章 先輩‥ごめんね‥
相川のヤツどこ行ったんだ?
先に教室にいるかと思ったのにいねーし‥
ガラッと開いた教室の扉
「なっちゃん?!」
立ち上がった俺
「何だ?鮫島?」
なんだ‥先生かよ‥
「やる気があるのはいい事だが座れ(笑)授業を始める」
相川‥どこ行ったんだよ‥
その頃俺は日高とよく過ごした屋上に来ていた
日高と楽しく過ごした日々が蘇ってくる
アイツに初めて告白されたのもこの屋上
初めて自分からアイツを感じた感じれたのもこの屋上‥
あの時の俺はもっと積極的だった
こんなに臆病じゃなかった
日高が背を向けた時俺は納得いくまでアイツを問い詰めてたよな
いつからこんなに臆病になったんだ‥
『こんなの俺じゃねー!』
ってよく言ってたっけ‥
「あ‥」
そう気づかせてくれたのも結局日高な訳で‥
アイツもそうだった
俺の中心も日高で回っている事に気づかされる
いつも俺の事ばっかり考えて俺の事になると我を見失うぐらい必死になる
何回も離れてわかったすごく大切な気持ち
こうゆう事か!?
好きだとかそんな甘ったるい事じゃない
身体を重ね合わせたら分かると思っていた俺は本当にどうしようもない大バカ者だ
そんな簡単な事で片付けちゃいけないそんなんじゃないって事
アイツは俺の為なら何だってする
煙りの上がるアパートにだって
たかが2人の思い出の為だけに命張って取りに行った
アイツは俺の為なら命を捨てる
いつも隣にいて当たり前の空気のような存在だった日高が胸の奥
心の奥の奥ずっと奥にいて
忘れてしまっていた大切な事を思い出させた
愛される事を知らない俺は日高に愛され落ちていく迷路のようなこの恋のないかも知れない出口を捜して
嫌われたらどうしよう‥
不安になって
もがき苦しみ殻に閉じこもって
与えられる暖かな愛にいつしか甘え
『これが幸せなんだ』
自分だけ出口にたどり着いた気になっていた
そうじゃない
そうじゃなかったんだ
暖かな手をいつも差し出して明るい陽が射す場所に出してくれるのは決まって日高なのに
ごめんな‥日高
俺やっと気づいたよ
俺の心の奥の奥ずっと奥にある《隠れていた魂》が目を覚ましていく
幸せになりたいと願うばかりじゃダメなんだっ
愛されたいのは俺だけじゃない
これからが始まりだよな日高‥
先に教室にいるかと思ったのにいねーし‥
ガラッと開いた教室の扉
「なっちゃん?!」
立ち上がった俺
「何だ?鮫島?」
なんだ‥先生かよ‥
「やる気があるのはいい事だが座れ(笑)授業を始める」
相川‥どこ行ったんだよ‥
その頃俺は日高とよく過ごした屋上に来ていた
日高と楽しく過ごした日々が蘇ってくる
アイツに初めて告白されたのもこの屋上
初めて自分からアイツを感じた感じれたのもこの屋上‥
あの時の俺はもっと積極的だった
こんなに臆病じゃなかった
日高が背を向けた時俺は納得いくまでアイツを問い詰めてたよな
いつからこんなに臆病になったんだ‥
『こんなの俺じゃねー!』
ってよく言ってたっけ‥
「あ‥」
そう気づかせてくれたのも結局日高な訳で‥
アイツもそうだった
俺の中心も日高で回っている事に気づかされる
いつも俺の事ばっかり考えて俺の事になると我を見失うぐらい必死になる
何回も離れてわかったすごく大切な気持ち
こうゆう事か!?
好きだとかそんな甘ったるい事じゃない
身体を重ね合わせたら分かると思っていた俺は本当にどうしようもない大バカ者だ
そんな簡単な事で片付けちゃいけないそんなんじゃないって事
アイツは俺の為なら何だってする
煙りの上がるアパートにだって
たかが2人の思い出の為だけに命張って取りに行った
アイツは俺の為なら命を捨てる
いつも隣にいて当たり前の空気のような存在だった日高が胸の奥
心の奥の奥ずっと奥にいて
忘れてしまっていた大切な事を思い出させた
愛される事を知らない俺は日高に愛され落ちていく迷路のようなこの恋のないかも知れない出口を捜して
嫌われたらどうしよう‥
不安になって
もがき苦しみ殻に閉じこもって
与えられる暖かな愛にいつしか甘え
『これが幸せなんだ』
自分だけ出口にたどり着いた気になっていた
そうじゃない
そうじゃなかったんだ
暖かな手をいつも差し出して明るい陽が射す場所に出してくれるのは決まって日高なのに
ごめんな‥日高
俺やっと気づいたよ
俺の心の奥の奥ずっと奥にある《隠れていた魂》が目を覚ましていく
幸せになりたいと願うばかりじゃダメなんだっ
愛されたいのは俺だけじゃない
これからが始まりだよな日高‥
