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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

助けるって何を‥

2人共固まってしまったし…

「あっあのさっ!ご飯にしよう?せっかく作ったのに冷めちゃうよ?」

「あっああ!そうだな‥」

何だか照れくさい

あのまま変な人が邪魔さえしなかったらいい2人だったのに…

俺は焼きあがったハンバーグをテーブルに並べた

「俺の大好きなハンバーグ作ってくれたんだ!?♪」

日高がスッゴく嬉しそうな声を出した

作って良かった‥

「ああ。日高はソースにするか?それともビーフシチューかけるか?」

「ビーフシチュー?ビーフシチューまであんの?すげー♪」

俺の想像以上に喜ぶ日高

そんなに喜ばれたら俺‥

「ビーフシチューん中にもお楽しみがあるからな」

お楽しみ?何だろ?

「別々でもらうよ♪」

「じゃ‥そこのソースかけろよ♪ソースも手作りだから」

すげー本当に全部手作りかよ♪

「うん♪」

そんなに喜ばれたら‥

やべっ涙出そうっ


暖めていたビーフシチューを鍋ごと持ってきた俺

鍋の蓋を開けたらふわ~んとケチャップと野菜が溶け込んだいい匂いが漂ってくる

さっそく日高がおたまで掬って入れようとした

「何だコレ?」

鍋底に当たるぷにぷにした物

「掬ってみろよ」

「えっうん」

掬って皿に取り出すとゴロっとした肉の塊が転がった

見るからに箸入れたらスッと崩れそうなぐらい煮込まれている

「旨そう!」


「鮫島河辺も好きなようにして食べてくれな♪俺ナンパ野郎呼んでくるから」

「ああ♪ワイン開けようか?♪今日はpartyだな♪」

鮫島先輩がワインを手にして皆のグラスに注ぎ込んでいく





「ナンパ野郎?飯だけど‥」

入ったナンパ野郎の部屋

「ご飯?なつめさんが作ったの?」

まだいたのか‥

「‥そうだけど‥」

走って部屋を出て行った近藤とかゆう男

「彼には帰ってもらうから‥すまないな‥」

別にナンパ野郎が謝る事じゃないだろ?

「早く座って皆で食おうぜ…」

思ったけど言えなかった。

「うわー♪すごーい!僕ビーフシチュー大好きなんだ♪」

勝手に座っていた近藤君

「君ね!相ちゃん?」

食パン君が近藤君にもビーフシチューを入れてくれた

「わ~♪野菜もゴロゴロしてる♪いただきま『プルルル♪プルルル♪』」

僕の携帯が鳴った

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