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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

俺が起きたら日高の姿はなかった

また俺から消えてどこか遠くに行ってしまったのかと思って‥

いてもたっても居られなくて‥

どこに行ったかわらないけど

帰ってきてくれと願って待っていたマンションのエントランスで

「寒みー‥」

日高どこ行ったんだよ‥

マンションに入ってきた一台の車

こんな時間に車?

ライトが眩しくてよく見えねー!?

近づいてくる人

「誰だ‥」

‥‥‥‥!?
背高ノッポ?

「なつめ君風邪ひくぞ?」

風邪ひくぞと言ったものの、居てくれて良かった

マンションの場所はわかっていても何階かわからなかった

このまま車で過ごして一樹が起きるのを待とうかと思っていた

「何で背高ノッ‥おっ小野寺さんが居るんだよ!?」

背高ノッポが車に手で指示を出した

誰かを抱き上げて出てきた人

背高ノッポより背は低いがかなりゴツイ男だった

「秀一?どこ運べばいいんだ?」

その男が持ち上げていたのは‥

日高?

「日高なのか?!何があったんだよっ!!」

「落ち着け」

落ち着いてられっかよ!

また刺された?!

刺されたなら病院に運ぶだろうし‥

背高ノッポもこんなに落ち着いてねーか‥
じゃ‥まさか‥

日高が背高ノッポと浮気?
わざわざコソコソ夜中抜け出してまでっ

何で俺気づかなかったんだっ

許さねー!

「おっと!眠ってるから動かすなよ♪」

眠ってるって‥

「どうゆう事だよ?」

「先に部屋に案内してくれないか?」

ああそうだった?!

「一番上の最上階だ‥」

エレベーターに乗り込んでる間ずーっと一樹さんの顔を覗き込んでる彼

「秀一?彼は?」

「一樹の彼氏の相川なつめ君だ」

彼氏!?

「彼氏って言うな!」

「じゃ‥彼女か?」


「かのっ彼女って‥」

真っ赤な顔して秀一につっかかるなつめさん

「へー♪彼氏ね…俺は鴨倉甚一宜しくな♪」

「よっよろしく‥」

チーン♪

ついた最上階

ガチャ

玄関のドアを開け日高と俺の部屋を案内した

クウン?

「おっ白先輩か♪元気にしてたか?」

ワンワン♪ワンワン♪

モコモコが起きて嬉しそうにしっぽ振って鴨倉って男の前を素通りした

「おい!ったく。やっぱ秀一がいいか(笑)」

ふわっとベッドに寝かされた日高

日高お前どこで何をしに家出たんだよ‥

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